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乃木坂46 西野七瀬、パリでアイドル人生を振り返る「暗い自分を変えたい気持ちは持っていた」

2016年06月19日 11:01  リアルサウンド

リアルサウンド

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 6月17日放送の『アナザースカイ』(日本テレビ系)に、乃木坂46の西野七瀬が出演。グループ加入前に短期留学するはずだったフランス・パリを舞台に、自らの本音を語った。


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 番組冒頭、西野はパリを訪れた理由について「高校生のときにフランスに留学する予定で。でもその時に乃木坂のオーディションを受けていて、留学しないことを選んだので、もしかしたら来ていたかもしれなかった場所」と述べた。グループ加入後は、2年前に『Japan Expo』で同地を訪問しており、西野は「縁の深い場所」とパリへの思いを表現した。


 続けてパリの街中を訪れた西野は、パン屋に入り、大好きなクロワッサンとともに苦手なコーヒー(カフェラテ)に挑戦。しかし、パンよりも足元を動き回る鳩に夢中で、MCの今田耕司から「ちゃんとパンの話して!」と指摘される一幕も。その後、西野が大好きな爬虫類の専門店「ラ・フェルム・トロピカル13区」では、イグアナにキスをしたり、カエルを手に乗せたり、蛇を首に巻いたりと交流を楽しんだ。西野は爬虫類好きではありながらも、ペットとして飼ってはおらず、その理由について「餌が生きた昆虫なんですよ。でも、私は虫が苦手なんで、飼いたくても飼えない」という理由を述べた。


 番組中盤では、西野が「行きたかった場所」というヴェズレーを訪問。西野は、パリから離れた村であるヴェズレーを希望した理由について「実家も結構田舎なんですね。周りが田んぼと畑で。だから行ってみたいなって」と、自身の故郷の風景を重ね合わせると、そのまま景観を楽しみながら、趣味である絵を描いた。見晴らしのいい丘の上で景色を書くのかと思いきや、西野が描いたのは先ほど触れ合った「カメレオン」で、これを見たスタジオの今田は「世界遺産は!?」とツッコミ。西野は「描きたくなったので」とマイペースな返しをすると、景色の感想を「『ドラクエ』みたい。緑の中に村がポツンとあって、宿屋もある」と個性的な表現で述べた。


 また、西野は過去の自分について「今よりも人とのコミュニケーションが取れてなかった。人見知りで、友達と遊ばずにゲームとかネットの友達と遊んでた」と語ると、グループのオーディションを受けたきっかけについて「乃木坂46のオーディションを見つけてきたのは母で。友たちもいない娘を変えたかったのかな」と述べ、「そういう性格だったのでアイドルという職業には絶対向いてない。でも暗い自分を変えたい気持ちは持っていた」と、そのままオーディションへと臨んだ理由を明かした。また、現在の気持ちについて訊かれた西野は「今でもアイドルは向いていないと思うし、これで大丈夫かなってよく思いますね。自分がセンターになることでグループが悪くなるんじゃないかとか、やめたほうがいいんじゃないかとか。この世界で生きていける気がしない」と、ネガティブな感情を吐露した。


 番組後半では、グループや自身の活動についての思いを告白。西野は「上手じゃないけど歌うことは好き。私がいろんな曲に勇気をもらえたり慰められたりしているように、乃木坂の曲がそうであればいい。その立場に立たせていただいていることが嬉しいし誇りに思います」と、アーティスト活動を続ける喜びを語った。さらに「今後も他のメンバーがここで活躍して、それをみんなが持ち帰ってグループとして大きくなればいいなと思います」と、グループの各メンバーにも期待を寄せた。


 番組の最後には、2件の洋菓子店でショコラを堪能。シンプルな感想を連発する西野に、今田は「『美味しい』ばっかりやん!」と鋭く指摘し、番組が終了した。


 西野の意外な経歴と、海外でのびのびとくつろぐ様子を垣間見ることができた今回の放送。次回は駿河太郎が出演する予定だ。(文=向原康太)