2016年6月19日(現地時間午前1時)
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部
WEC第3戦 ル・マン24時間 決勝速報No.3
10時間経過。ナイトセッションへ突入
TS050 HYBRIDの2台がレースをリードし中盤戦へ
レースは本格的なナイトセッションに突入した。首位を走行していたTS050 HYBRID #6号車は、セーフティカー導入とピットタイミングの違いにより2位へ後退したがすぐに首位奪還。#5号車も僅差の2位争いを展開。10時間を終えた時点で、同一周回を走行しているのは、TOYOTA GAZOO Racingの2台とポルシェ#2号車の3台のみとなった。
TS050 HYBRID #5号車:(中嶋一貴、アンソニー・デビッドソン、セバスチャン・ブエミ)
8時間経過時点(中嶋一貴): 4位 127周
9時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 3位 140周
10時間経過時点(セバスチャン・ブエミ): 2位 157周
TS050 HYBRID #6号車:(小林可夢偉、ステファン・サラザン、マイク・コンウェイ)
8時間経過時点(ステファン・サラザン): 1位 127周
9時間経過時点(マイク・コンウェイ): 2位 140周
10時間経過時点(マイク・コンウェイ): 1位 157周
ステファン・サラザンがドライブする#6号車は2位に20秒ほどの差をつけ首位を走行していたが、レースが8時間半を経過したところで3ラップに渡ってセーフティカーが導入され、レース再開直後に#6はピットイン。サラザンからマイク・コンウェイへとドライバー交代して首位を守りコースへ復帰した。その直後にポルシェ#2号車の先行を許し2位に後退したが、燃費効率を活かしピット回数が優位な状況にある#6号車は、10時間時点で再び首位を奪還し、レースをリードしている。
#5号車は、ポルシェ#1号車がトラブルに見舞われガレージでの長時間の作業を強いられることとなったため、2位に浮上。3スティントをこなした中嶋一貴からセバスチャン・ブエミへとドライバー交代し、僅差で順位を入れ替える2位争いを繰り広げている。
中嶋一貴 (TS050 HYBRID #5号車):周回遅れをかわしながらの走行はとても難しく、全くクリアラップが取れませんでした。しかし、まずまずの走りは出来たと思っています。ル・マンではリスクを避けて、アクシデント無く走り切ることが大切です。路面温度が下がって来ましたが、我々のTS050HYBRIDはこの状況でもバランスは良好で順調な走りを続けています。ここからどこまで追い上げられるか期待してください。
ステファン・サラザン (TS050 HYBRID #6号車):3スティントを無事に走り切ることが出来てほっとしています。TS050 HYBRIDは全く順調で、後続との差を僅かに広げることが出来たのは良かったです。ピットクルーも素晴らしい仕事をこなしてくれています。この調子を維持して行きます。