2016年F1ヨーロッパGPの土曜予選で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは14位だった。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
フェルナンド・アロンソ 予選=14位
すごく難しい予選だった。Q1ではかなり緊張を強いられた。たくさんのアクシデント、イエローフラッグ、トラフィックがあって、クリーンラップを取るのが簡単ではなかった。難しかったね。
今日はQ3に進めるだけの速さはなかった。他のチームがエンジンの力を上げてきたからだ。僕らが自分たちのポテンシャルを存分に発揮することができなかったということもある。本来なら14位よりは上の結果を出せたはずだと確信している。
Q2最後のラップでは、ターン3で15秒ほどイエローが出た。そのためDRSを使うことができず、そこでコンマ2、3秒失った。それから僕らはすべての仕事を適切にこなしたとはいえないと思う。少し不運でもあった。トラフィックに出くわし、周りのクルマは予選ランの中で僕らとは異なる段階を走っていたんだ。
14番手は理想的な位置じゃない。でもこのコースではたくさんの事故が起きることは分かっている。予選でも大勢のドライバーがコースオフしていた。だから明日の戦いにおいて不可能なことなんて何もない。事故が起きたり、セーフティカーが出たりすれば、あっという間にポイントを狙える位置に行ける可能性がある。だから入賞を狙って戦わなければならない。
訪れるあらゆるチャンスに備え、集中し、それをアドバンテージに変えることを目指す。
いずれにしてもQ3に行けるだけの速さはなかったと思うけど、14位が本来の位置だとも思わない。トラフィックに関して少し不運だった。周囲のクルマは最初の計測ラップを走っていて、僕らは2周目を走っていた。そのために僕らはスローラップを走っている他のマシンを2台とか3台抜きながら走らなければならなかったんだ。
一度そういう状況に陥るのなら受け入れよう。そういうこともある。でもQ1のすべてのラップ、Q2のすべてのラップでそういう状況になるなら、次はもう少しいい仕事ができるはずだ。
自分たちの今の弱点は分かっている。ひとつのストレートで0.6から0.7秒ほどロスする。ステアリングを動かさずに全開で走るとき、何もやれることはない。そして0.7秒失っていくんだ。本当に辛い。
でも多かれ少なかれそういう状況になることは予想していた。改善できるエリアに取り組み続けていくだけだ。