スーパーGTの公式テストが6月18日、宮城県のスポーツランドSUGOで開幕した。初日午前のセッションは、昨年のSUGO戦を制したRAYBRIG NSX CONCEPT-GTがトップタイムをマークした。
7月の第4戦に向けて重要なテストとなる今回の公式テストは、GT500クラスが14台、GT300クラスが23台と、合計37台が参加。朝から列ができるほどの多くのファンが訪れ、午前10時から2時間の午前のセッションがスタートした。
快晴に恵まれ、真夏のような気候となった初日のSUGOだが、開始早々の10時10分、最終コーナー付近で30号車TOYOTA PRIUS apr GTがストップ。また、その9分後にはExcellence PorscheがSPコーナーでコースオフを喫したため、開始からすぐに赤旗が2連続した。
その後は大きなアクシデントなくセッションは進むものの、開始から1時間10分過ぎには4コーナーでJMS LMcorsa 488 GT3がストップしたため3度目の赤旗提示。ただ、赤旗の原因となった車両たちはその後すぐにコースに戻っている。
赤旗提示のため5分間延長となった午前のセッションだが、ここでGT500クラスのベストタイムをマークしたのは昨年のSUGO戦のウイナー、RAYBRIG NSX CONCEPT-GT。2番手にはS Road CRAFTSPORTS GT-Rが続き、3番手にはZENT CERUMO RC Fと、3メーカーの車両がトップ3を分け合った。
GT300クラスも、昨年ウイナーのVivaC 86 MCが最速タイムをマーク。SUBARU BRZ R&D SPORTが2番手、4番手にもTOYOTA PRIUS apr GTがつけており、JAF-GT/マザーシャシー勢が上位を占めた。GT3勢では、JMS LMcorsa 488 GT3が3番手に。開幕戦ウイナーのLEON CVSTOS AMG-GTが5番手、GAINER TANAX AMG GT3が6番手と、メルセデスベンツAMG GT3勢が続いている。