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デヴィッド・ボウイ主演作『地球に落ちて来た男』、メインビジュアル&予告編公開

2016年06月18日 12:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『地球に落ちて来た男』(c)1976 Studiocanal Films Ltd. All rights reserved.

 7月16日より追悼上映が行われる1976年公開のデヴィッド・ボウイ初主演作『地球に落ちて来た男』より、メインビジュアルと予告編が公開された。


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 本作は、2016年1月10日に急逝したデヴィッド・ボウイが、新天地を求めて地球に降り立った宇宙人役に挑んだSF映画。不毛の荒地と化しつつある母星を救おうと地球にやってきた宇宙人が、人知を超えた特許を元に巨大企業を作り上げていく過程で、暮らしが一変していく模様を描く。ウォルター・テヴィスの同名SF小説を、『美しき冒険旅行』『赤い影』のニコラス・ローグ監督が映画化した。


 本作の撮影は、1975年7月から11週にわたって行われた。ボウイは撮影期間中、薬物に依存しながら過ごしていたことを後のインタビューで語っている。当時は自分が何をやっているかわかっていなかったとも話し、本作の完成後に精神的なバランスを崩した。また、1976年に『ステイション・トゥ・ステイション』、1977年に『ロウ』のアルバムを発表。 これらのアルバムのジャケットは、ともに『地球に落ちて来た男』の場面写真が使われている。


 このたび公開されたメインビジュアルは、“今はもうないあの場所へ いつの日かわたしはきっと帰るだろう”のコピーとともに、宇宙船のなかでうつむくボウイ演じるニュートンの姿が捉えられている。一方の予告編では、どこか悲しさを帯びた表情を浮かべるニュートンの姿と、混沌とした世界観が収められている。なお本作の公開は、京都にある映画館・京都みなみ会館の出資によって実現された。(リアルサウンド編集部)