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AKB48『選抜総選挙』直前! 下剋上に期待の注目若手メンバーをピックアップ

2016年06月17日 18:51  リアルサウンド

リアルサウンド

『AKB48 45thシングル 選抜総選挙~僕たちは誰について行けばいい?~』公式HP

 AKB48グループが6月18日、HARD OFF ECOスタジアム新潟にて『AKB48 45thシングル 選抜総選挙~僕たちは誰について行けばいい?~』を開催する。


(関連:AKB48『選抜総選挙』に与える影響は? 『SHOWROOM』合同配信企画が生み出す“熱量”


 指原莉乃が連覇を果たすのか、柏木由紀・渡辺麻友・山本彩・松井珠理奈といった中心メンバーがそれを阻むのか、といったトップ争いの行方も気になるところ。だが今年は、昨年4位の高橋みなみ、8位の宮澤佐江、12位の渡辺美優紀が卒業、13位の松村香織、15位の柴田阿弥が出馬を辞退したことから、この空席を埋める若手メンバーの台頭にも期待していいだろう。そこで今回は、選抜~アンダーガールズ(17位~32位)入りが期待できそうな若手メンバーをピックアップ。次世代を担うメンバーたちを一挙紹介したい。


・AKB48


 まずAKB48からは、昨年29位でアンダーガールズ入りを果たし、今年の速報では自身の目標であった7位に見事ランクインした岡田奈々。彼女はグループの冠番組などでかねてからその真面目さが取り上げられ、“王道アイドル”的なメンバーとして注目されてきた。しかし昨年以降は、チーム4の副キャプテンとしての自覚も徐々に表れはじめ、『マジすか学園』や『絢爛とか爛漫とか』などの舞台公演では、女優としての才能を開花。最近では特徴だった黒髪ロングヘアーをバッサリ、茶髪ショートカットにするなど心機一転。常連といえる顔ぶれが並ぶ選抜メンバーに風穴を空け、AKB48の若手メンバーにおける“変革”の象徴となれるのか。


 そしてAKB48の若手をピックアップするうえで外せないのは、総選挙シングル『翼はいらない』でセンターを務めた向井地美音。大島優子の卒業後、彼女が同じ女優経験のある向井地を“後継者”として、「ヘビーローテーション」のセンターに指名した2年前から、今後グループを担っていくであろうとファンの期待を集めていたメンバーだ。2015年はかつて子役で出演していた映画『アンフェア the end』でも高い演技力を披露し、ファン以外にもその存在を知らしめた。今回は755、Google+、SHOWROOMなどをうまく使い分け、『ヤングマガジン』の表紙をかけた対決でかつて優勝経験のあるSHOWROOMでは、6月15日時点でポイント数が10位にランクイン。一昨年は圏外、昨年は44位で今年の速報順位は29位と、総選挙に対してあまり強いイメージはない彼女だが、一度は数字として可視化できる形での支持を獲得し、選抜入りを果たすところを見てみたい。


・SKE48


 “総選挙に強い”というイメージが、AKB48グループファン内の共通認識として存在するSKE48。速報での大きなトピックは、これまで圏外だった竹内彩姫が今年、突如9位にランクインしたことだろう。彼女は過去に中日ドラゴンズのチアリーディングチームに所属するなどダンスの腕前は折り紙付きで、“メール女王”と言われるほどSNSやブログの更新率も高く、ファンへのケアを怠らない。公演でフロントを務めるなど、次世代のエース格として期待される竹内は、開票イベントでどの椅子に座ることになるのだろうか。


 また、SKE48では “遅れてきたルーキー” こと 惣田紗莉渚にも注目したい。数々のオーディションに落選し、20歳を迎えた2013年に『AKB48ドラフト会議』でグループへ加入。現在は選抜常連メンバーとなり、昨年は初の圏内入り(55位)。今回の速報は58位だが、『AKB48 45thシングル 選抜総選挙 × SHOWROOM』では持ち前のサービス精神を発揮。ナースコスプレで登場するなど大きな反響を呼び、ほかグループのファンからも注目を集めるメンバーのひとりだ。現在はSKE48内で4番目となる25位にランクイン。今後どこまでの追い上げを見せてくれるのか期待したい。


・NMB48


 昨年に比べて大きく議席を伸ばすことが期待できるNMB48からは、沖田彩華をピックアップ。2014年からチームMの副キャプテンを務めている彼女の2016年は上り調子で、1月にはドキュメンタリー映画『道頓堀よ、泣かせてくれ! DOCUMENTARY of NMB48』で大きくフィーチャーされ、4月発売のシングル『甘噛み姫』では初の選抜入り。今回の速報は14位で、グループ内ではエース・山本彩に続く順位を獲得するなど、勢いはNMB48隋一といえるが、果たして最終的な順位はどうなるか。


 大きな躍進を遂げたという意味では、ここ1年における須藤凜々花の進化も外せない。2015年3月に『Don't look back!』で初めて選抜メンバーに入ると、7月発売の『ドリアン少年』ではいきなりセンターに抜擢。“哲学好きキャラ”という個性も相まって、各メディアで一斉にその存在が取り上げられると、2016年3月には哲学書『人生を危険にさらせ!』(堀内進之介との共著)を上梓。先日発表となった速報では22位を獲得し、ブログで「スピーチで絶対に『景色・素敵な順位・悔しい』という単語を使わない」と綴った。また、15日に行なった『AKB48 45thシングル 選抜総選挙 × SHOWROOM』には、「ラッキースケベ防止」と語り、露出の多い衣装や距離感の近さで視聴者を増やすメンバーへの意趣返しとして、フード付きのコートにマスク姿という完全防備で登場。エッジの効いた試みの数々に、ファンからは称賛の声が寄せられている。


・HKT48


 HKT48からは、昨年速報で15位を獲得(最終順位は31位)し話題となった渕上舞を紹介したい。昨年以降は2作連続で選抜メンバー入りし、今回も速報順位が16位と、その勢いが健在であることを証明した。ブログ、モバメ、755、SHOWROOMなど各SNSも達者に使いこなし、『AKB48 45thシングル 選抜総選挙 × SHOWROOM』では自身のルームを“舞ルーム”と名付けて会話型の配信を行ない、アンケート機能も積極的に活用したり、配信中にモバメを生送信するなど視聴者を飽きさせない企画を次々に実施。他のメンバーも巻き込みながら、順調にポイントを増加させ、6月15日時点では10位にランクインしている。この勢いそのままに、今回はアンダーガールズから選抜へと飛躍を果たすことができるのだろうか。


 渕上と仲が良く、速報では38位にランクインした坂口理子も、今年のHKT48を語るうえで欠かせない存在だ。彼女は昨年の総選挙でも37位を獲得するなど支持の厚いメンバーであり、現在HKT48のシングルでも2作連続で選抜に起用中。1月に公開されたドキュメンタリー映画『尾崎支配人が泣いた夜 DOCUMENTARY of HKT48』では、監督を務めた指原莉乃が坂口のファンである男性をフィーチャー。彼が涙ながらに坂口の魅力を語るシーンは、同映画のハイライトとして多くのファンから反響を呼んだ。今回の総選挙は、映画で取り上げられた坂口のファンもさぞ燃えているに違いない。


・NGT48


 設立したばかりのグループとあって、そこまで速報順位を伸ばしているわけではないNGT48。北原里英以外は91位に荻野由佳、92位に中井りかとそれぞれ名を連ねているが、例年の総選挙における“圏内(80位以内)”からは外れている状態だ。しかし、これはあくまで6月1日までの話。6日からスタートした『AKB48 45thシングル 選抜総選挙 × SHOWROOM』では、中井が“NGT48の釣り師”の名に恥じぬ勢いでポイントを山のように獲得し、開始日から常にTOP5を維持(うちほどんどは2位をキープ)。放送中に外からファンと思わしき男性の奇声が聞こえるという恐怖のアクシデントが発生し、グループのファン以外にも一躍その名を知らしめると、翌日以降はこれを逆手にとって“事故ドル(放送事故アイドル)”を名乗り配信を続けるなど、その強靭なメンタルにも感服だ。荻野も『HKT48 vs NGT48 さしきた合戦』で垣間見せた個性的なトーク術を発揮し、『AKB48 45thシングル 選抜総選挙 × SHOWROOM』のランキングでは24位にランクイン。これらの盛り上がりがどこまで『選抜総選挙』の開票結果に影響するのか楽しみだ。


 ここまで紹介してきた期待の若手メンバーは、果たして『選抜総選挙』でそれぞれどんな爪痕を残してくれるのだろうか。直前に迫った開票イベントが待ち遠しい。


(編集部)