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「グッチ」トム・フォード時代の作品そろう展示室をミュージアムに開設

2016年06月17日 18:22  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

「グッチ ミュゼオ」に開設された展示室 Image by: Courtesy of Gucci
「グッチ(Gucci)」が、イタリア・フィレンツェにあるミュージアム「グッチ ミュゼオ」に、元クリエイティブ・ディレクターであるトム・フォード(Tom Ford)のクリエーションに特化した展示室を開設した。

グッチ×トム・フォードの軌跡の画像を拡大

 アリ・マルコポロスの写真集「Epiphany」の出版記念サインイベントに合わせ、チェリーレッドで統一されたウィメンズ及びメンズウエアの展示室と、ピンクを基調としたアクセサリーの展示室の2つが6月16日に初公開された。挑戦的かつ官能的なムードが漂う展示室は、かつてトム・フォードがデザインチームを統括していた時代に「グッチ」のために創りあげた世界観を、内装と展示方法で再現。ウエアの展示室は、1990年代から2000年代にかけての「グッチ」におけるトム・フォードの美学を代表する作品として、アレッサンドロ・ミケーレ(Alessandro Michele)がキュレーションを行った。アクセサリーの展示室では、発表当時話題呼んだスイムウエア「Gucci GG G-string」をはじめ、手錠や犬の首輪などが展示される。
 「グッチ」の現クリエイティブ・ディレクターを務めるアレッサンドロ・ミケーレは、2002年にトム・フォードに才能を見出されて「グッチ」のロンドンオフィスに入社。新展示室を設けた理由について「グッチにセンシュアルな美意識を与え、自己表現するようになったのはトム・フォードによるものだったことを見学者に思い出してもらいたい」と語っている。
■グッチ ミュゼオ:公式サイト