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MotoGP:KTM、マシン開発に手応え。マレーシアテストは見送りか

2016年06月17日 18:21  AUTOSPORT web

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ヘレスで行ったテストに手応えを感じたと語るKTM
2017年からMotoGPクラスに参戦するKTMは、ヘレスで行ったテストに手応えを感じており、マレーシアでのテストが不要になったと語っている。

 KTMは、参戦に向けテスト計画を増強している。チェコのブルノで行った5度目のテストでは、ミカ・カリオに加え、新たに元MotoGPライダーのカレル・アブラハムもテストに参加した。

 6度目のヘレステストでは、アブラハムに代わりランディ・ド・プニエが参加。レース仕様のミシュランタイヤを初めて使用し、4月に行われた第4戦スペインGPと似た環境でテストを実施した。

 KTMの開発プロジェクトに加わったマイク・レイトナーは以下のように語った。

「チームのメンバーとライダーは先週テストを行ったブルノから直接来てくれ、とても意欲的にプログラムに取り組んでくれた」

「ランディ(ド・プニエ)がバイクに乗るのは久々だったが、彼がこのマシンの明らかな進歩に気づいてくれたことは我々にとって極めて重要なことだ。なぜなら、それによりミカ・カリオが優秀なテストライダーであることが示すことができた」

「ヘレスでは暑いコンディションでテストが行えたことで、マレーシアでテストを行わなくてもよくなった。そしてこれは、開発面の進歩において、とてもポジティブなことだ」

 来季もKTMのテストライダーを務めるカリオは、マシンの進捗について以下のようにコメントしている。

「先週ブルノで行われたテストとヘレスで行っているテストは、我々にとって非常に生産的なものだった。ライダーとして、いま懸命に努力しているものが前進しているのは非常に嬉しいことだ」

「このマシンは次第に僕の望み通りの挙動をするようになってきた。我々にとって過去数カ月で大きな進歩を果たすのは容易ではなかったけれど、その努力によって出た今のラップタイムがより重要になっている」

 KTMは今月末、イタリアのミサノでテストを予定。テストプログラムは新しいライダーを起用して行うと発表している。