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実話をもとにした法廷ドラマ『弁護人』 パク・チャヌクら韓国3大監督のコメント公開

2016年06月17日 14:11  リアルサウンド

リアルサウンド

『弁護人』(C)2013 Next Entertainment World Inc. & Withus Film Co. Ltd. All Rights Reserved.

 ソン・ガンホ主演作『弁護人』より、韓国3大監督と称されるポン・ジュノ、パク・チャヌク、キム・ジウンのコメントが公開された。


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 本作は、故・盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領の青年弁護士時代、1981年9月に実際に起きた「釜林(プリム)事件」をモチーフにしたヒューマンドラマ。学歴はないが、様々な案件を抱える人気税務弁護士が、裁判を控える知人の息子を救うために、誰も引き受けようとしない難事件の弁護に挑んでいく姿を描く。


 韓国では、2014年に公開されるや平日の3日間で100万人、1ヶ月間で1000万人を動員し、2014年の興行収入第4位という大ヒットを記録した本作。主演のソン・ガンホは、本作が韓国で公開された2014年に、韓国トップスター賞や第35回青龍映画賞の主演男優賞を受賞している。


 本作に対して、『オールド・ボーイ』『親切なクムジャさん』を手掛けたパク・チャヌク監督は、「映画を観ながら泣きすぎてしまった。この映画は、人間、良心、正義を描いています。今後、ソン・ガンホは『弁護人』の俳優として記憶されると信じています」と語り、キム・ジウン監督は「とても感動的で面白かったです。頑張っている人々に少なからずの勇気と笑い、そして感動を与えてくれる、そんな豊富な物語が詰まった映画だと思います」と絶賛のコメントを寄せている。また、『グエムル-漢江の怪物- 』『スノーピアサー』などのヒット作を生み出したポン・ジュノ監督は「新しいソン・ガンホの演技に衝撃と感動を覚えました。軽快に始まるが、いつの間にかどっしりとした深い感動で終わるという、最頂点にある映画ではないでしょうか。笑いと温かい人間愛、深い感動の全てが混ざっている!」と語っている。


 11月の日本公開に先駆け、東京・新宿シネマカリテで行われる映画イベント“カリテ・ファンタスティック! シネマコレクション2016”(通称:カリコレ)でのプレミア上映が8月6日に予定されている。(リアルサウンド編集部)