ダニエル・リカルドがレッドブル・レーシングとの契約を2018年末まで延長したようだ。レッドブルは最低でもあと2年半はリカルドとマックス・フェルスタッペンのラインアップを維持する見込みだ。
レッドブルがリカルドの契約オプションを行使し、彼が2018年末までチームにとどまることが確実になったとSky Sportsが報じた。
スペインとモナコでチームのミスによってリカルドは勝利のチャンスを失った。カナダGPの週末、リカルドは、自分にとってはF1タイトル獲得が唯一の望みであり、レッドブルでそのチャンスがないのであれば他のチームに行くと述べていた。
しかしアゼルバイジャンでのヨーロッパGPの週末、リカルドが契約延長を認めたとSky Sportsが伝えている。
「契約が長期におよぶことは以前から分かっていたことだ。ある意味、これだけの期間になることは決まっていた」とリカルド。
「でもそれはパフォーマンス次第だった。(レッドブルのモータースポーツアドバイザーである)ヘルムート(・マルコ)とチームは僕の仕事に満足している。僕とマックス(・フェルスタッペン)に満足し、僕らを残すことを望んでいる」
リカルドは、2017年の空力レギュレーション変更がレッドブルにとって有利に働くと予想している。また、レッドブル以外には王者メルセデスしか魅力的なシートはなかったと述べている。
メルセデスとルイス・ハミルトンは2018年まで契約を結んでおり、ロズベルグに関しては現在契約延長に関して交渉中だ。
「今のところここ(レッドブル)が一番いい場所のように感じる。メルセデスが(ドライバーラインアップを)変更しないなら、他には魅力的な場所はない」とリカルド。
「それに来年の規則は(レッドブルに)とても有利に働くと考えている。2017年にはタイトルを争えることを願う」
フェルスタッペンに関しては、スペインGPでダニール・クビアトと交代する形でトロロッソからレッドブルに昇格した際、長期契約が結ばれたと考えられており、2018年まではレッドブルは今のラインアップでいくことになるとSky Sportsは伝えている。
ロイターによると、マルコは今週、リカルドが2018年まで残るのは間違いないと発言したという。チーム代表クリスチャン・ホーナーは、Formula1.comのインタビューにおいて現在のラインアップを来年も維持するかと聞かれ「イエス。だが2017年だけではない」と答えていた。
トロロッソで現在優れたパフォーマンスを見せているカルロス・サインツJr.は、いずれレッドブルに加入してタイトルを狙いたいと述べているが、当面その可能性は絶たれたことになる。