'94年にデビューしてから20年以上、『白線流し』『ファースト・クラス』(ともにフジ系)など数々のドラマに出演し、現在も第一線で活躍する女優・遊井亮子に、女性スタッフの増加について話を聞いた。遊井自身も現場での女性スタッフが増えていることについて、実感があるそうだ。
「5~6年前からカメラアシスタントの女性をよく見かけるようになりましたね」
昨今は、男性よりも女性のほうが精神的に強いといわれることも少なくない。
「現場の上司に怒鳴られても、女性スタッフのほうが表情を変えずに淡々と仕事をしていることが多いです」
というように、現場で女性の強さを感じることも。演じる側としても、女性が増えてよかったと思うこともある。
「衣装が汚れたり、濡れたりするシーンでは、女性スタッフのほうが細かい気遣いをしていただけますね」
また、同性同士で話が盛り上がったり、時にはプライベートでの交流も。
「話題はやはり食べ物の話です!(笑) 美味しいご飯屋さんの話をすることが多いです。面白いTシャツなどを着ていらっしゃる方がいると、話しかけるキッカケになって距離が縮まりますね。仲よくなった方とは、プライベートでもお食事に行ったりすることもあります」
ドラマの現場には、さまざまな職種が存在する。監督が女性だと、キャストとしては楽しみな部分もあるという。
「女性監督とご一緒する機会は少ないのですが、今後ご一緒した際には女性監督の作品の解釈、演出が楽しみです」