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TOYOTA GAZOO Racing NASCARミシガン レースレポート

2016年06月16日 13:11  AUTOSPORT web

AUTOSPORT web

NASCAR第15戦ミシガン カール・エドワーズ(トヨタ・カムリ)
2016年6月14日
トヨタ自動車株式会社
モータースポーツマーケティング部

NASCAR SPRINT CUP SERIES
第15戦 FireKeepers Casino 400
開催日:6月12日

カール・エドワーズが6位フィニッシュ
エクスフィニティではダニエル・サレスが初勝利



 ミシガンでのスプリント・カップ・シリーズ第15戦、トヨタ勢は苦戦し、カール・エドワーズの6位が最高位フィニッシュ。エクスフィニティ・シリーズではダニエル・サレスがキャリア初勝利を挙げ、NASCAR史上初となるメキシコ人による勝利を飾った。テキサスで行われたトラック・シリーズでは18歳のルーキー、ウィリアム・バイロンがキャリア2勝目。ベテランのマット・クラフトンが続き“トヨタ タンドラ”が1-2フィニッシュを果たした。

 6月12日(日)、米国北東部ミシガン州ブルックリンのミシガン・インターナショナル・スピードウェイでNASCARスプリント・カップ・シリーズ第15戦『FireKeepers Casino 400』が開催された。

 ミシガンは1周2マイル(約3.2km)のハイスピードオーバル。広いコース幅でライン取りの自由度が高く、レース中には4ワイド、時に5ワイドものバトルも繰り広げられる。予選では1周の平均速度がほぼ320km/hに達する超高速オーバルである。

 カップ・シリーズは年2戦開催され、トヨタは過去5勝。うちデニー・ハムリンが2勝、カイル・ブッシュが1勝、昨年秋の大会ではマット・ケンゼスが勝利を挙げている。

 今大会では、リアスポイラーの小型化など、ダウンフォースと空気抵抗の低減を目的とした新パッケージで争われることとなり、レース展開にどのように影響するか注目された。




 12日(日)午後1時19分、強い日差しの下で2マイルオーバルを200周(400マイル:約640km)して競われる決勝レースがスタート。最前列2番手からスタートを切ったマーティン・トゥルーエクス・Jr.が好ダッシュを決め首位に浮上。その後も首位を争ったが、46周目、周回遅れの車両と接触し、スピン。幸いにも壁への接触は無かったが、大きくポジションダウン。

 これにより発生したイエローコーションからの再スタート直後、9番手スタートから序盤はトップ10圏内を走行していたカイル・ブッシュのエンジン部分から出火、カイル・ブッシュは早くもレースを終えることとなった。

 中盤はピット戦略の違いで準位が大きく入れ替わったが、一時30位近くまでポジションを落としていたエドワーズと、序盤のスピンから追い上げてきたトゥルーエクス・Jr.が終盤にはトップ10圏内へ。

 残り50周過ぎでの再スタートは、4ワイドの激しいバトルとなり、トップ10圏内につけていたハムリンは接触から行き場を失いポジションダウン。この接触での接触の影響もあったか、ハムリンは残り12周のストレートで突然左リアタイヤがバーストしスピン。レースを終えた。

 このアクシデントでイエローコーションが出され、レースは残り7周で再スタート。4位につけていたエドワーズは再スタートでややポジションダウン、それでも不運に見舞われたトヨタ勢の中で最上位の6位でチェッカーを受けた。

 次戦第16戦は6月26日(日)、米国西部カリフォルニア州ソノマのロードコース、ソノマ・レースウェイで行われる。



ドライバー カール・エドワーズ:
「最後に望んでいたコーションが発生したが、再スタートを失敗した。今日はタフなレースだったが、特に再スタートが厳しかった。レース中盤には大きく順位を落とし、もう駄目かと思ったが、チームが本当によくやってくれた。トップ15に入ることすら難しいかと思っていただけに、6位フィニッシュは良い結果だ」

■NASCARミシガン レースハイライト