フォース・インディアは2017年もセルジオ・ペレスがチームに残留することを期待している。F1のパドックのウワサでは、フェラーリが興味を示しているドライバーの中心にペレスがいるとも話されている。
さまざまな憶測が飛び交う中、ペレスは現在のチームを離れ、フェラーリのシートに彼の名前が収まるというのが最新のウワサだ。フェラーリは来季、現在のキミ・ライコネンとの契約を更新しないことを決めたとも言われている。
しかし、フォース・インディアのチーム副代表のボブ・ファーリーは、ペレスがチームに4年連続で残留することを確信している。
「そのウワサはチェコ(ペレスの愛称)への賛辞だよ。彼の仕事ぶりはとてもいいから、さまざまなチームから軒並み興味を受けるだろうね」と、ファーリーはこのウワサについて答える。
「私は契約の詳細を把握しているわけではないが、来年、今年と同じふたりのドライバーが必要なのは間違いなく、それに関してはまったく心配はしていない」
ペレスのチームメイト、ニコ・ヒュルケンベルグはフォース・インディアと2年契約を結び、来季は2年目となる。
「ニコとチェコの2年間の一貫性は私たちをとても助けてくれた。同じ体制は来年、新しいシャシーを導入する私たちにとても良い影響を及ぼすことになる」とファーリー。
「秀でたふたりのドライバーと共によく仕事をし、チームと一体化していて成功を収めているのに、どこに変える必要がありますか?」
「みなさんは知ることはないが、外からのウワサ話はいつも信憑性の薄いものばかりで、実際に事が起こるまでは待たなければならない。でも、私たちは(ペレスは)来年もこのチームにいると確信しています」
ファーンリーはペレスとヒュルケンベルグは現在、安定してポイント圏内に入れていると理解している。実際、最近の2レースでは両ドライバーともトップ10。フォース・インディアの今季のターゲットはコンストラクターズ・ランキング5位を守ることだ。
「私たちはまだ上位の4チームとは同等とは言えないが、先日のカナダGPではトップ4にかなり近づくパフォーマンスを見せることができた。今はその上位4チームを少しずつ、切り崩しているところなんだ」と、ファーリーは付け加える。
「一番重要なのは、私たちはトロロッソを引き離して5位の座を確保し。来年に向けた良い土台となれば言うことはない」
「今季の厳しいシーズン開幕を経て、私たちはポイントを少しずつしか稼ぐことができなかった。だが、モナコの結果は輝かしかった。ペレスの3位表彰台には心から喜ばされました」
ファーンリーは現在、ランキング4位のウイリアムズに挑むには、フォース・インディアのパフォーマンスはほど遠く、マクラーレンが4位の座を狙っているという希望を払いのけた。
「現実的に我々は今、ランキング5位だが、ウイリアムズの4位の座は見えていない」とファーリー。
「マクラーレンに至っては、今年は私たちの射程圏内にも入っていません。ホンダが強くなるのは来年だと思っています」
「ホンダのパワーユニットは常に進化している状況だが、シャシーは大きな進化はできないはずだ」
「だから、(レギュレーションが大きく変わる)来年、まったく新しい球場でパワーユニットとシャシーを一緒にしてリソースを使うべきで、そのパフォーマンスは決して過小評価してはならないんだ」