コンビニやスーパーで食品を買うとき、商品棚の手前と後ろのどちらから取るだろうか。
一般的に、店側は古い商品を売ってしまいたいため、棚の後ろの方から新しい商品を補充する。そのため、賞味期限を気にする人は後ろの方から取るのではないだろうか。店側と、少しでも新しい商品を買いたい消費者側の思惑がぶつかるところだ。
そんな中、コンビニ店長だという人物が、商品を後ろから取る客に困っていると2ちゃんねるに投稿。「仕入れた分はちゃんと売れてんのに廃棄出まくって赤字 ほんまエエ加減にせえやクソ客」と語気を強めている。
「なんで同じ値段で古いもの買わなあかんのや」
ネットでは、「なんで同じ値段で古いもの買わなあかんのや」と客の正当性を主張する声が相次いだ。
「値引きしないのもそうだけど、古いものを売り切らないうちに新しいものを出す店側も悪いだろ。見栄えは気にする、値引きもしないなんて、廃棄を減らす努力を何一つしないくせに消費者だけのせいにするなよ」
店側に同情しつつも「おにぎりとか固くなってたりするんよな。前に置かれてるやつって。すまんな」という声も。また、1週間に1回しか買い物をしないという人は「賞味期限3日前とかの牛乳が平然と陳列してあるんだから、そりゃ警戒もするわ」と書き込んでいる。
また、賞味期限の近い商品を売りたいのであれば、古い商品は値引きをすればいいという意見も多い。古くても新しい商品より安ければ購入するというのだ。ただ、値引きすると今度は定価で買う人がいなくなってしまう懸念もあるため、なかなか難しいところではある。
客の裏をかいて「古い商品の上に新しいものを置く」という店も
商品を陳列棚の前と後のどちらから取るか、というのは根深い問題のようだ。食品じゃなくても、手前の物は買わないという人もいるようで、ネットには「本屋で上積みされた本は、一番上は痛んでいるから下の本を会計に持って行きますよ(笑)」という書き込みがあった。
また、店側も色々考えているようで、客の裏をかくために、「うちはアイスを古いやつの上に新しいのをザクザクのせるんだ。それを知らずにムリムリ下からわざわざ古いのを取るお客様を見るとニヤニヤしちゃう」という人もいた。
発言小町には「スーパーで棚の奥から商品をとる。これは非常識??」というトピックがあった。コメント欄はやはり「どれをとろうと自由だと思います」という声が多い。一方で、奥から取るのが問題ないとしても、商品棚の並びを乱さないように気をつけるべき、という意見もある。とあるユーザーは、
「棚を荒らしたり、商品を床に置いたりといった行動をとるのは非常識です。商品を選ぶのは自由ですが、度が過ぎない程度にマナーも守るのが大人の常識だと思います」
とコメント。いくら新しい商品が欲しくても、そのために必死になっている姿はみっともない。そこは節度をわきまえて、といったところだろう。
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