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フェラーリ代表、TDアリソン離脱報道に怒りのコメント

2016年06月15日 08:21  AUTOSPORT web

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フェラーリのテクニカルディレクター、ジェイムズ・アリソン
フェラーリのチーム代表マウリツィオ・アリバベーネは、テクニカルディレクターのジェイムズ・アリソンがルノーに移籍するかもしれないといううわさを強く批判した。

 カナダの週末、ルノーが勝利を目指すための体制変更の一環として、アリソンを引き抜こうとしているという報道がなされた。アリソンはアリバベーネに代わってフェラーリ代表の座に就くのではないかとのうわさが流れるほどチームにとって重要な存在だ。 

 今年アリソンは妻レベッカさんを髄膜炎で亡くしており、子どもたちと過ごす時間を増やすために、自身の母国イギリスにシャシーファクトリーを持つルノーに戻る可能性があるとも推測されている。フェラーリ加入前、アリソンはルノー/ロータスでテクニカルディレクターを務めていた。

 アリバベーネはこの報道にすぐさま反応し、「敬意が欠けた話」であると強く批判した。

 アリソンはイギリスに戻れるオファーを他チームから受けているのかと聞かれたアリバベーネは「それは全く事実ではない。私から言えるのはそれだけだ」と答えたとF1iが伝えた。
 
「ジェイムズは我々チームのテクニカルディレクターだ。彼は(夫人を亡くし)難しい時期を過ごした。ジェイムズが経験したような辛い時期を誰にも送ってほしくはないと思うほどだ」

「我々は彼のそばにおり、彼は我々と共にいる。それが一番重要なことだ」

「彼についてそんな風に話すなど敬意が欠けていると思う。こんな話をしなければならないのが残念だ」