アーティスト舘鼻則孝の全身骸骨彫刻「TRACES OF A CONTINUING HISTORY」が、代官山ヒルサイドテラス内に展示される。同作品は2015年末に、旧細川侯爵邸 和敬塾で開催された個展で初披露されたが、一般に向けて公開されるのは今回が初めて。東京・渋谷の新ハイエンド・レジデンス「ザ・ウエストミンスター南平台」のオープンを記念して、6月18日に1日限定で鑑賞できる。
「ザ・ウエストミンスター南平台」は、世界各都市で高級レジデンスを手がけてきたグロブナーの東京における「ウエストミンスター」ブランド第2号プロジェクト。英国人建築家エリック・パリー(Eric Parry)が監修し、日本が誇る石彫刻や左官の匠といった日本の伝統とインターナショナルなデザインを融合した居住空間を提供する。グロブナーは地元アーティストの作品を物件内に多数所有することで知られ、「ザ・ウエストミンスター南平台」のメインエントランスには舘鼻による銀鏡の絵画が収蔵されている。
「ザ・ウエストミンスター南平台」のオープニングイベントとして代官山ヒルサイドテラスに展示される「TRACES OF A CONTINUING HISTORY」は、舘鼻の身体をCTスキャンに撮り、骨のデータだけを取り出して真鍮で実寸大に創り上げた大作で、構想から完成まで4年の年月をかけたという。同日は、特別イベントとして舘鼻とビジュアルデザインスタジオWOW Inc. 代表の高橋裕士による公開対談を実施。定員は60名限定(入場無料)だが、トークイベント中も作品の鑑賞は可能となっている。