2016年06月14日 00:22 弁護士ドットコム
大手AVプロダクションの元社長ら3人が逮捕された事件を受けて、アダルトビデオ(AV)出演強要被害を訴えてきたNPO法人ヒューマンライツ・ナウは6月13日、ウェブサイト上にコメント(http://hrn.or.jp/news/7494/)を発表した。事務局長の伊藤和子弁護士の名義で、「適正な捜査に基づく真相の解明を期待したい」としている。
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また、同団体の調査報告書に記載された事案と、今回の被害者が同一か否かといった問い合わせが相次いでいること明かしたうえで、「捜査中でもありますので、当団体としては、軽々にコメントをする立場にありません」「被害者のプライバシー保護を第一に考えて対応してまいりたいと考えておりますので、お問い合わせについてはノーコメントとさせていただきます」と説明している。
さらに、報道関係者に向けて「出演強要被害問題に光をあてる報道をお願いしたい」「同時に、被害者のプライバシー保護にも格段のご配慮をいただき、誤っても二次被害につながるようないかなる行為にも及ばないでいただきたい」と呼びかけている。
ヒューマンライツ・ナウは今年3月、若い女性がAVへの出演を強要されているという被害をまとめた報告書を発表していた。
(弁護士ドットコムニュース)