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Epson NSXと初音ミクAMGがSUGO公式テストのエントリーを取り下げ。修復間に合わず

2016年06月13日 16:31  AUTOSPORT web

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スーパーGT鈴鹿テストでクラッシュし、ピットに戻されたグッドスマイル 初音ミク AMG
6月13日、スーパーGTをプロモートするGTアソシエイションは18~19日に宮城県のスポーツランドSUGOで開催される公式テストのエントリーの最新版を発表したが、GT500クラスのEpson NSX CONCEPT-GT、GT300クラスのグッドスマイル 初音ミク AMGがエントリーを取り消した。

 18~19日に行われるSUGO公式テストは、7月23~24日に開催される第4戦を見据えた非常に重要なテスト。GT500クラスは15台、GT300クラスは25台が当初エントリーしていた。

 そんなSUGOテストに先立ち、6月7~8日に行われた鈴鹿サーキットでのタイヤメーカーテストにはGT500クラスが7台、GT300クラスが10台参加して行われたが、2日目午前のセッション終盤に、片岡龍也がドライブしていたグッドスマイル 初音ミク AMGが130Rでクラッシュ。スポンジバリアに激しくぶつかり、跳ね返った衝撃で片岡が首を痛めてしまうほどのクラッシュとなった。

 さらに2日目午後のセッションでは、ベルトラン・バゲットがドライブしていたEpson NSX CONCEPT-GTが初音ミクAMGと同様、130Rでクラッシュ。ドアが外れるほどの衝撃で、車体後部を中心にサイド、フロントをも激しく損傷しており、バゲットは自力でマシンを降りたものの、メディカルチェックを受けている。

 Epson NSX CONCEPT-GTは鈴鹿テスト後、御殿場のファクトリーに戻されSUGOテストに向けて修復作業がスタートしていたが、修復がSUGOに間に合わないと判断されたため、6月13日の朝にGTアソシエイションに対してエントリー取り下げを申請したという。噂ではモノコックにもダメージがあると言われている。

 一方のグッドスマイル 初音ミク AMGは、外観からはそれほど大きなダメージがあったようには感じられなかったが、シャシーへのダメージは大きく、パーツ等修復がSUGOまでに間に合わないため、参加を断念することになった。

 いずれのクラッシュも、マシン自体のトラブルやドライバーのエラーではない原因によるものではないかと噂されている。