ヤフー知恵袋に寄せられた投稿をきっかけにネット上でフラッシュモブに関する議論が起きている。
投稿は結婚式で新郎と義両親から一方的にフラッシュモブを強行され、その後離婚をしたという内容だが、当事者と名乗る女性が6月4日、知恵袋に再投稿（現在は削除）し、離婚の原因とフラッシュモブを嫌う理由を書き込んだ。
「みんなで頑張って練習したんだ。ほら喜べよ」というのが卑怯
女性は、「これだけは言わせてください。 フラッシュモブだけのせいで離婚したわけではありません。」と書き、フラッシュモブが離婚の直接の原因ではないことを強調。事前に嫌だと伝えていたフラッシュモブを強行され、夫と義両親に対する信頼を失ったことが離婚の原因だとしている。
そして、女性は、フラッシュモブを嫌う理由について、
「フラッシュモブのあの押し付けがましさが嫌なんです。やれば喜んで当然、お前に選択権はない、みんなで頑張って練習したんだ。ほら喜べよ。っていうのが。 感じ方は人によりますが、私にとってあれは集団脅迫ですよ。とても卑怯やり方だと思います」
と本音を吐露した。この投稿が2ちゃんねるなどで話題になり、
「まさに同じことを感じるのでフラッシュモブは嫌い」
「ほんとこれ、パートナーの意見を平気で無視してくる身勝手さに尽きる。離婚して大正解」
「真偽については不明だが、今回の投稿の趣旨には同意出来る」
など、投稿者の女性に同情する書き込みが多く見られた。「フラッシュモブ」というと最新の言葉のように感じるが、結局のところ「ただの『ドッキリ大成功（笑）』でしょ」という指摘もある。「そりゃ仕掛けたほうが面白いかもしれないがやられたほうはうんざりするわ」というのだ。
フラッシュモブでのプロポーズは「断られることを想定していない感じが頭悪そう」
YouTubeで国内外の動画を見ると、男性からフラッシュモブで突然のプロポーズを受け、満面の笑みを浮かべて喜ぶ女性の姿の動画も見られる。しかし、必ずしも女性がサプライズでのプロポーズを喜ぶとは限らない。
R25が2016年1月に発表した記事、「『こんなプロポーズはイヤ』TOP10」によると、「フラッシュモブによる公衆の面前でのプロポーズ」は2位にランクインしており、不人気であることがわかる。理由として、
「周りの人に大々的に見られるから恥ずかしい。OKと言わざるをえない雰囲気になる」
「断られることを想定していない感じが頭悪そう」
など、プロポーズを公衆の面前で行われることや、断りにくい雰囲気が嫌だという理由が挙げられている。
ちなみに3位は自作のラブソングでのプロポーズ、1位は電話やメール、メッセージングアプリでのプロポーズだった。
ツイッターでも、
「サプライズでプロポーズとか見ててヒヤヒヤする、全然感動しない とくにモブがたくさん居るやつ、あんなのよっぽど図太い心の持ち主じゃなしゃ拒否できるわけがない、強制だよ、あんなの相手の気持ち考えてない」
「相手がどう思うかまで考えるのがサプライズ」
などの声があり、サプライズをやる際には、相手が喜ぶかどうかをよく考えるべきだという投稿も多い。
余談だが、筆者（編集部S）は高校生のときに意中の女性にサプライズで告白をしたことがあるが、喜ばれるどころか引かれてしまい、その後の人間関係にヒビが入ってしまうという痛い経験がある。サプライズをただの自己満足で終わらせないように、相手の気持ちをしっかりと考えるようにしたい。
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