2016年F1カナダGP決勝で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは11位、ジェンソン・バトンはリタイアした。
チームはアロンソがウルトラソフトからソフトに17周目に交換し、1回ストップで走り切ったのは称賛すべき成果であるとする一方で、バトンのリタイア原因はまだ調査中であると明かし、「忘れてしまいたい一日」「失望のレース」とこの日を表現した。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
はっきり言うと、今日は忘れてしまいたい一日だ。
昨日の予選では適切な結果を出し、ドライバーふたりはレースをいい形でスタートした。序盤は非常に堅実な走りをしていた。
しかしわずか9周後、ジェンソンは問題が起きたためにリタイアしなければならなくなった。問題の正確な性質についてはまだ究明を進めている段階である。
その後、フェルナンドはやれる限りのことをやった。しかし少し期待していた雨は降らず、彼は11位でフィニッシュ、それ以上のことは不可能だった。
カナダでノーポイントに終わったという事実には、もちろん失望を感じている。
一方でこのような敗北のなかにもいい点はある。F1ではすぐ次のレースが行われるという点だ。そして今回の場合は次戦はわずか数日後にひかえているのだ。
そのため我々はすでに次の新しいサーキットへのチャレンジに気持ちを切り替えている。バクーでは今日よりもっと優れたショーを披露したいと思っている。
最後になったが、マクラーレン・ホンダの全員を代表し、今朝フロリダ州オーランドで発生した恐るべき残虐行為の影響を受けた皆様に心よりお見舞いを申し上げたい。