テキサス・モータースピードウェイで開催されているインディカー・シリーズ第9戦。11日にナイトレースで行われる予定だった決勝レースは、雨でトラックが乾かず翌日12日の昼に順延したが、スタートから71周経ったところで再び豪雨に見舞われ、インディカーは中止を決定。8月27日に1デイイベントで開催することを決定した。
雨のためナイトレースが翌日に順延となったテキサス戦。翌日もトラックから雨水が滲み出たため、開催時間が遅れてスタートを迎えた。
ポールスタートのカルロス・ムニョス(アンドレッティ・オートスポート)がレースをリードするなか、マシンバランスに苦しむドライバーも多く、各車早めにピットインを行い始める。43周目、ピットインを伸ばし上位を走行していたコナー・デイリー(デイル・コイン・レーシング)がバランスを突如崩し、ジョセフ・ニューガーデン(エド・カーペンター・レーシング)に接触。大クラッシュを喫する。ふたりともマシンから出ることができたが、ニューガーデンはダメージが大きく病院へと搬送される。
このクラッシュでセーファーバリアが傷つき、オイルもかなり巻かれていたため、修復と清掃のため長いイエローコーションが導入される。しかし、このコーション中に雨雲がテキサス・モータースピードウェイに覆い、71周目に雨が降り始めレースは赤旗に。
この時点でレースの半分を超えてはおらず、レースを成立することができなかったため、インディカーは8月27日に1デイイベントでこのレースの続きをすることを発表した。
昼にプラクティスを行い、ナイトレースで72周目から再開し、残り177周を走行する。71周目時点でトップに経っていたのはジェームズ・ヒンチクリフ(シュミット・ピーターソン)。佐藤琢磨(AJフォイト)は、ピットタイミングも悪く1周遅れで再スタートとなる予定だ。