メルセデス・モータースポーツのボス、トト・ウォルフは、メルセデスF1チームは今年限りで契約の切れるニコ・ロズベルグと来季意向の契約を結びたい意向であり、お互いが選択肢を探っているわけではないと語っている。
ロズベルグは、2010年にチームに加入後、今季で7年目のシーズンを送っている。2016年シーズンは開幕から4連勝を飾り、モナコGP終了時点でランキング2位のルイス・ハミルトンに24ポイントの差をつけ、ドライバーズ選手権で首位に立っている。
ウォルフは、契約延長について交渉を進めており、話を長引かせる要因はないと話す。
「そのような問題は影響しない。ニコにはチームに残ってほしいと思っているからね」
「契約のために詳細をつめないといけないだけだ。いたって普通の交渉事だよ」
「我々も彼も意図的に先延ばししているわけではないんだ」
では、契約締結を遅らせるような特別なハードルがあるのだろうか。
「そのようなハードルはない。契約の詳細をすべて見直すために、時間がかかっているだけだ」とウォルフ。
なお、チームメイトのハミルトンも同様に、昨年は契約の話し合いが長引いていたが、昨年5月にチームと2018年までの3年契約を新たに結んでいる。