2016年F1カナダGPの土曜予選で、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは10位、ジェンソン・バトンは12位だった。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
フェルナンドは見事な仕事を成し遂げ、Q3に進んだ。我々は3戦連続で予選最終ステージへと進出することができたのだ。
ジェンソンはわずか0.177秒の差でQ3を逃し、12番グリッドから明日のレースをスタートする。
ふたりともマシンバランスには満足しており、レースとレースの間に行ってきた我々の作業が、少しずつではあるが実を結びつつあるといえる。特にホンダが今回持ち込んできた新しいターボチャージャーは、目標どおりデプロイメントの改善をもたらした。さらに新しいエッソの燃料は1周あたり0.1秒のゲインを生み出している。このふたつのパートナーに感謝を示し、お祝いを申し上げたい。
明日は雨が降るという予報が出ている。ドライのレースの方が管理しやすいのは確かだが、ドライバーはふたりとも難しい天候にうまく対処する達人であることは幾度となく証明している。ふたりともカナダで優勝経験を持っており、フェルナンドは2006年のドライレースを、ジェンソンは2011年のウエットレースをそれぞれ制している。5年前の激しい雨の中で勝利へのあの猛烈な攻撃を見た者は決して忘れることはないはずだ。
明日のメニューにはマクラーレン・ホンダの優勝はもちろんないものの、フェルナンドとジェンソン、そしてチームの全員が、いつもどおり堂々と気迫をもってアプローチすることは約束できる。