2016年F1カナダGPの金曜プラクティスで、マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソは10位/11位、ジェンソン・バトンは12位/7位だった。
■マクラーレン・ホンダ・フォーミュラ1チーム
レーシングディレクター エリック・ブーリエ
午前のセッションではトラブルが続いただけに、心強いペースを発揮して一日を終えることができ、非常にポジティブに感じる。しかし金曜日にはチームごとに作業の種類が異なっているということは承知している。そのため過剰な期待を抱かないよう心がけねばならない。
朝のセッションで、フェルナンドのマシンにハイドロリック系の漏れが起きたと考え、その問題の特定を行い、彼の走行を短い時間ながら中断した。幸い、詳しく調査した結果、単なるオーバーフローであると確認できた。
一方ジェンソンは序盤の走行中にいくつかの問題を報告、セッション終盤にオイル漏れにより走行をストップした。そのトラブルで、マシンを発進する際に激しく白煙が上がった。
ランチブレークを使ってパワーユニットを交換した結果、彼は午後には問題なく走行を重ね、午前中に貴重な走行の機会を失っていたにもかかわらず、すぐさまいいタイムを記録した。
今日集めたデータを幅広く分析し、明日の予選に備える。