テキサス・モータースピードウェイで開催されているインディカー・シリーズ第9戦。10日に行われた予選は、アンドレッティ・オートスポートのカルロス・ムニョスが自身初となるポールポジションを獲得した。佐藤琢磨(AJフォイト)は、4番手と好位置から決勝レースに挑む。
ナイトレースで開催される第9戦テキサス戦の予選は、15時15分からスタートした。1台ずつアタックし2周の平均スピードで争うインディカーのオーバル予選。まずはエド・カーペンター(エド・カーペンター・レーシング)からアタックが開始された。
216mph台で争われるなか、5番目にアタックしたムニョスは、2周を48秒2460で走行し平均217.137mphと速さを見せる。
9番目にアタックしたスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)も、ムニョスのスピードに迫るも平均216.901mphと届かず2番手に。
15番目にアタックとなった佐藤琢磨は、1周目を24.1518、2周目を24.1826と好タイムで走行し、平均216.740mphを記録。この時点で3番手につけるも、19番目に走行したエリオ・カストロネベス(チーム・ペンスキー)が琢磨と同じ216.740mphを記録。カストロネベスの方が合計タイムが10000分の1秒速かったため、カストロネベスが3番手、琢磨は4番手となった。
2013年インディ500での2番グリッドが予選最上位だったムニョスは、インディカー初のポールポジションを獲得。
「正直に言うと、このスピードを期待していなかったよ。僕たちは、216mph台だと思っていたんだ。だから僕たちが出したスピードに満足だね。初めてのポールなんだ。本当にナイスだね。インディ500後の僕たちのチームは本当にいい感じだよ」と喜びを語った。
チーム代表A.J.フォイトのホームであるテキサスで好グリッドを獲得した佐藤琢磨は、「特にここは僕たちのホームトラックなので、とても満足しています」とコメントしている。