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小さくてリュックにも入る携帯電子レンジ「Wayv Adventurer」が便利そう

2016年06月11日 06:51  Techable

Techable

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何かと便利なキッチン家電といえば、やはり電子レンジだろう。食べ物を素早く温められるのはありがたい機能だ。
・コンパクトで軽量、“携帯電子レンジ”が登場
そんな電子レンジを、いつでもどこでも、アウトドアでも利用できるようにしたのが、「Wayv Adventurer」というラジオ波調理機器。

バッテリーで動作するタイプで、とてもコンパクトなのでリュックに入れて持ち歩くのもラクラク。いわば、“携帯電子レンジ”とでもいうべきツールである。

大きさは305x128ミリメートルで、フラスコ1個と同じくらい。重さは1.2キログラム。小さく、それほど重くもないので、カバンに入れて遠出するときにも邪魔にならない。
・100~500mlの分量を温められる
ユニット内には、100~500ミリリットルの分量の飲み物、食べ物を入れて温められ、所要時間は4分ほど。本体の上面には、スタート・ストップボタン、温度調節ボタン、デジタルディスプレイが設置されている。

リチウムイオンバッテリーはフルチャージ状態にすれば、およそ30分の連続使用が可能だ。
・有毒物質を発生しない
使用にあたり、有毒な揮発物質や一酸化炭素を排出しないので、身体への影響もない。また、火を使わないので二酸化炭素を出さず、引火の心配もない。

通常の電子レンジオーブンには真空管が使われているが、「Wayv Adventurer」では、携帯電話の基地局に用いられる“RF増幅装置”と同じ技術が採用されており、“metal oxide semiconductors (LDMOS、金属酸化物半導体) ”トランジスターが200ワットの電力を発生させる。この技術のおかげで、コンパクトで軽量なユニット、ターンテーブルなしで温める方式が実現した。
・調理環境のない場所で活躍
2014年度、Crowdcubeというクラウドファンディングキャンペーンで15万ポンド(約1600万円)を集め、NXP Semiconductors社と共同開発した「Wayv Adventurer」。当初は、軍隊の兵士や冒険家などの専門家向けを想定していたものの、ハイキングやフィッシングなどのアウトドアシーンや、調理器具のない職場などで活躍してくれそうだ。2017年度内のローンチを目指しているという。

Wayv Adventurer