2016年F1第7戦カナダGPは、6月10日にフリー走行2回目が行われた。1回目から気温は5度上昇して18度、路面温度は16度上昇して43度と、ともに大幅にコンディションが変わるなか、1回目に続きメルセデスのルイス・ハミルトンがトップタイムをマークした。
ハミルトンは序盤から積極的に周回を重ね、開始30分まではソフトタイヤで走行。安定して1分15秒台を記録しながら、14秒台にも突入するなど順調にタイムを刻んでいき、ウルトラソフトタイヤに履き替えたあとで1分14秒212を記録。結局これが2回目のトップタイムとなった。後半はウルトラソフトタイヤでロングランを行い、1分17~18秒台と安定したタイムで計43周を走り切っている。
2位につけたのはフェラーリのセバスチャン・ベッテル。ハミルトン同様ソフトタイヤからウルトラソフトタイヤに変更後に、1分14秒469をマーク。3位は同じくウルトラソフトタイヤで1分14秒738を記録したニコ・ロズベルグ。上位3台のみが14秒台となり、4位、5位にはマックス・フェルスタッペン、ダニエル・リカルドのレッドブル勢が入った。またフェラーリのキミ・ライコネンは9位に終わっている。
1回目のフリー走行でクラッシュを喫していたウイリアムズのフェリペ・マッサは復帰を果たして13位。また、温度リミッターのトラブルに見舞われていたマクラーレンのジェンソン・バトンは、ウルトラソフトタイヤで1分15秒213を記録して7位。アロンソはバトンから約0.24秒遅れの11位となっている。
フリー走行3回目は、日本時間6月11日23時(現地時間10時)に開始される。