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ヴァンサン・ランドン主演 × ステファヌ・ブリゼ監督『ティエリー・トグルドーの憂鬱』公開決定

2016年06月10日 19:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『ティエリー・トグルドーの憂鬱』

 主演のヴァンサン・ランドンが第68回カンヌ国際映画祭主演男優賞を受賞した映画『ティエリー・トグルドーの憂鬱』が、8月27日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほかにて公開されることが決定し、あわせて予告編が公開された。


参考:第69回カンヌ国際映画祭はなぜ多くの映画ファンから怒りを買った? 映画祭の歴史と経緯から考察


 本作は、『母の身終い』のステファヌ・ブリゼ監督の最新作。エンジニアとして長年働いていた会社から集団解雇されたティエリー・ドグルドーは、職安に通い、ようやくスーパーの警備員の仕事に就く。買い物客だけでなく、自分の同僚たちが不正をしていないかを監視し、発見した場合には告発しなければならないことを知ったティエリー。ある日、告発によって、従業員の1人が自殺し、ティエリーは会社側の厳しい対応に内心疑問を覚えるが……。


 公開された予告編は、ティエリーがスカイプで面接を受ける様子から始まり、妻と障害を抱える息子と過ごす時間に唯一の心の安らぎを感じるティエリーが、職を失い、家を売らなければならない状況まで追い込まれてしまう模様が映し出される。その後、スーパーの監視員の仕事に就き、己の矜持と社会のしがらみの中で板挟みになるティエリーの葛藤が描かれる。(リアルサウンド編集部)