世界ラリー選手権(WRC)第6戦イタリアは9日、SS1が行われ、セバスチャン・オジエ(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)がトップタイム。総合2番手にはプライベーターのオット・タナク(フォード・フィエスタRS WRC)が続いている。
シリーズ第6戦イタリアは地中海に浮かぶサルデーニャで行われるグラベルイベント。地盤は固いもの路面は砂に覆われているほか、道幅が狭く、道路脇には樹木や岩が多い。そのためコースオフするとマシンに大きなダメージを負う可能性が高い1戦だ。
現地9日夕方に行われたSS1は、普段はモトクロス用サーキットとして使われている場所でのステージ。2台のマシンが同時に走行するスーパースペシャルステージとして実施された。
トップタイムを記録したオジエはヘイデン・パッドン(ヒュンダイi20 WRC)と同時に走行。パッドンを1.3秒上回るペースで走行し、ステージ優勝を飾った。2番手にはオジエと0.3秒差でラトバラとタナクがつけている。
総合4番手にはヒュンダイのサテライトチームから参戦するケビン・アブリング(ヒュンダイi20 WRC)がつけたほか、総合5番手にはアンドレアス・ミケルセン(フォルクスワーゲン・ポロR WRC)が続いた。
現地10日には、SS2~SS9が行われる。なお、オジエとその妻であるアンドレア・カイザーさんの間には、まもなく第一子が誕生する予定。オジエはラリー・イタリア中の出産が始まった場合、競技を途中棄権し、お産に立ち会うとしている。