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『シング・ストリート』キャストのコメント公開 主人公の兄のモデルはピンク・フロイド?

2016年06月10日 12:51  リアルサウンド

リアルサウンド

(c)2015 Cosmo Films Limited. All Rights Reserved

 ジョン・カーニー最新作『シング・ストリート 未来へのうた』より、ブレンダン役を務めるジャック・レイナーのコメントが公開された。


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 本作は、『ONCE ダブリンの街角で』『はじまりのうた』のジョン・カーニーが手掛ける半自伝的な作品。1985年のダブリンを舞台に、学校でイジメを受けている少年・コナー(フェルディア・ウォルシュ=ピーロ)が好きな女の子を振り向かせるためにバンドを結成し、ミュージックビデオを制作していく青春模様を描く。


 この度、コナーの兄で音楽を愛する男・ブレンダン役を務めるジャック・レイナーよりコメントが公開された。レイナーは、大学を中退してひきこもり生活を送っているブレンダンについて、「少しだらしなく、内向的に見える必要があると思った。しばらくの間、今の人生の瞬間をくぐり抜けようと苦労している感じを出したかった」と解説。いつも同じTシャツとチェックのシャツ、セーター、デニムを着まわしているブレンダンのビジュアル作りの中でも、レイナーが一番こだわったのはヘアスタイルだという。ピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアをモデルにした長髪について「許してくれるまでジョン(・カーニー監督)にしつこく詰め寄った」と明かしている。


 本作の魅力のひとつは、デュラン・デュラン、ザ・キュアー、ザ・クラッシュ、ザ・ジャム、ホール&オーツ、a-ha、スパンダー・バレエなど、当時の若者たちが夢中になった80年代ブリティッシュ・ミュージック。レイナー自身は90年代生まれだが、80年代育ちの母親の影響で「14歳の時に音楽にのめり込んだ」とコナーとの共通点を語った。続けて、「ビートルズやザ・ローリング・ストーンズ、ガンズ・アンド・ローゼズから、成長して好みが広がった。バンドもやってて、すごく楽しかった。ギターとピアノが少し弾けたんだ。残念ながら、もうやっていないんだけど」と音楽にまつわるエピソードも語った。(リアルサウンド編集部)