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MotoGP:レディング、ファクトリー優遇に不満。「僕らが勝つのは不可能に近い」

2016年06月09日 22:11  AUTOSPORT web

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スコット・レディング(オクト・プラマック・ヤクニック)
オクト・プラマック・ヤクニックに所属するスコット・レディングは、ファクトリーライダー優先の現状に不満を持っていると語った。また、レディングは2017年もプラマックに留まることを臨んでいるという。

 2014年にゴー・アンド・ファン・グレシーニ・ホンダ・レーシングチームからMotoGPクラスデビューを果たしたレディング。今季はプラマックへ移籍したが、現在ランキング18位と苦戦している。

 レディングは以前からファクトリーチームへ移籍することを望んでいたが、ドゥカティはホルヘ・ロレンソのパートナーにアンドレア・ドビジオーゾを選出。そのため、レディングはプラマックに留まり、実力を示していくことが最善策であると語った。

「ファクトリーチームのシートは埋まってしまったから、今のポジションを守ることに集中する。現状は実力を発揮できていないから、少しフラストレーションが溜まっているけれどね」とレディング。

「僕はまだ23歳だ。このチームに2シーズンほど留まれば、またチャンスが巡ってくるだろう。未来は誰にも予測できないからね」

 また、レディングは上位のファクトリーライダーへ優先的にマシンアップデートが加えられている現状に対する不満を述べている。

「上位争いしているライダーのマシンには、毎戦のようにアップデートが施されている。この結果、若手ライダーは戦うチャンスすら得られない状況だ」

「僕らは常に劣勢に立たされている。サテライトチームはファクトリーチームを打ち負かそうと懸命に努力しているけれど、それはほとんど不可能に近いんだ」