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パルコがファッション×テクノロジーを提案、第1弾はアンリアレイジなど3ブランドとコラボ

2016年06月09日 21:42  Fashionsnap.com

Fashionsnap.com

(左から)市川渚、「アンリアレイジ」デザイナーの森永邦彦、「ア ベイシング エイプ(R)」企画の尾田修平、パルコ新規プランニング部 平松有吾 Image by: FASHIONSNAP
パルコが、自主編集ショップ「ミツカルストア」でファッションとテクノロジーを掛け合わせた商品開発プロジェクトを発足した。第1弾としてスマートウオッチを採用し、「アンリアレイジ(ANREALAGE)」「ア ベイシング エイプ(R)(A BATHING APE(R))」「ポーター(PORTER)」の3ブランドがベルトおよびウオッチフェイスアプリをデザインしたモデルを今夏発売する。

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 プロジェクトのテーマに「Meets Technology」を掲げ、近年で急速に発達するテクノロジー技術とファッションを掛けあわせることで新たな価値を提案。今回発表したスマートウオッチは、Googleの腕時計型ウエアラブル端末向けOSであるAndroid Wearを搭載したソニーモバイルコミュニケーションズの「SmartWatch 3」をベースに、3ブランドとのコラボレーションモデルを展開した。
 「アンリアレイジ」は、2016-17年秋冬コレクションのテーマ「NOISE」を応用。ベルト部分は二重構造で、ノイズの上に塩化ビニールを被せるとロゴなどの情報が浮かび、ウオッチフェイスはタップするとノイズ画面から時間を見れるようにした。「ア ベイシング エイプ(R)」はブランドを象徴する迷彩柄を基調に、ベルトはブラック一色、ウオッチフェイスではグリーン・ブルー・ピンクの3色をそろえる。「ポーター」はバッグから着想し、電化製品であるスマートウオッチをベルトで包み込むことでアウトドアなど日常使いしやすいようにしたという。発表会に登壇したファッション・デジタル・コミュニケーション・コンサルタントで「ディーファ(DiFa)」元編集長の市川渚は「女性らしい服装にも合う。ブランドが掛け算になることでスマートウオッチのユーザーが増えたら面白いと思う」と期待を寄せた。