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イーサン・ホーク初のドキュメンタリー監督作『シーモアさんと、大人のための人生入門』9月公開へ

2016年06月09日 18:21  リアルサウンド

リアルサウンド

『シーモアさんと、大人のための人生入門』

 『6才のボクが、大人になるまで。』『ドローン・オブ・ウォー』のイーサン・ホーク初のドキュメンタリー監督作「Seymour: An Introduction」が、『シーモアさんと、大人のための人生入門』の邦題で9月下旬に公開されることが決定した。


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 本作は、ピアノ教師シーモア・バーンスタインのドキュメンタリー映画。俳優として活躍しながらも、アーティストとしての行き詰まりを感じていたホークが、ある夕食会で87歳(映画製作時)のバーンスタインに出会い、たちまち安心感に包まれ、彼と彼のピアノに魅了されたことにより制作に至った。


 50歳でコンサート・ピアニストとしての活動に終止符を打ち、以後の人生を「教える」ことに捧げてきたバーンスタインの、ピアニストとしての成功、朝鮮戦争従軍中の記憶、演奏会にまつわる不安や思い出が、バーンスタインのピアノの調べとともに語られる。


バーンスタインは、「じぶんの心と向き合うこと、シンプルに生きること、 成功したい気持ちを手放すこと。積み重ねることで、人生は充実する」と語っており、メガホンを取ったホークは、「シーモアのピアノ・レッスンは、人はいかに生きるべきかという奥深い教えに満ちている。彼のシンプルな生き方から学べることは、あまりにも多い」と、バーンスタインについてコメントしている。


 あわせて公開されたティザービジュアルは、イラストレーターの北谷しげひさが手がけており、バーンスタインと猫のイラストともに、“人生はうつくしくて、いとおしい”というコピーが添えられている。(リアルサウンド編集部)