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村川梨衣、デビュー日&誕生日イベントで感涙 「プライスレス以上じゃん!」

2016年06月09日 17:01  リアルサウンド

リアルサウンド

村川梨衣

 村川梨衣が6月1日、ソロデビューシングル『Sweet Sensation/Baby, My First Kiss』のリリースと自身の誕生日を記念したイベント『Rietion Birthday & Debut Celebration PARTY!!』を都内某所で開催した。


(参考:声優の音楽作品の評価が高まっているのはなぜ? 『本人先行型』が普及した背景


 この日は抽選で選ばれたファンが彼女の記念すべき日を見届けるとともに、ニコニコ生放送の中継でイベントに参加するファンからも多くのコメントが寄せられるなか、イベントは進行した。イベント冒頭、村川は自身の誕生日にデビューを飾れたことについて「デビューというだけでも特別なのに、誕生日が組み合わさってくるなんて、プライスレス以上じゃん!」とコメント。デビューが決まったときのことを振り返り「小さいころから声優になることが夢だったんですが、その夢と同じくらい歌を歌うことが好きでした。夢がかなってしあわせ~!」と喜びをあらわにした。


 一つ目のコーナー「First Sensation」では、村川が1stシングルの楽曲を解説。「Sweet Sensation」については、デモを聴いた段階で「『バイオリンの音を組み込んでいただけないか』と(気持ちがという意味で)強めにお願いさせていただいた」と語り、「Baby, My First Kiss」はデモがR&Bテイストだったらしく、これを聴いたうえで「もう少しキュートな感じを取り入れたくて、いろいろと相談させていただいた」結果、大人っぽいメロディーや歌声は残りつつ、キュートなアレンジのダンストラックが特徴的な同曲が生まれたという制作エピソードを明かした。


 続けて「ミュージックビデオをみんなで見よう」のコーナーで、2曲のMVを会場のファンやニコニコ生放送にアクセス中のユーザーとともに観賞したあとは、村川への誕生日メッセージが動画や音声、手紙などが続々と到着。村川とプライベートでの親交の深い“あやねる”こと佐倉綾音や“ゆきんこ”こと五十嵐裕美からの動画メッセージがオンエアされたあとは、かつて『2.5次元てれび』で共演していた大先輩・岩田光央から「この子は売れると思ったら案の定で嬉しい」と父のような目線からのエールが届いた。


 4番手は「どなたのお手紙か推察してください」というアナウンスとともに手紙で「(中略)弊社は長らく堅実なタレントが所属することで知られますが、近年様々な方から『俳協も変わったね』と言われるようになりました。そのトップランナーがあなたです」と、事務所・レーベルの先輩である諏訪部順一からのメッセージが代読された。村川は各人のメッセージに感謝の意を表しながら、諏訪部に対しては「以前、人づてに『妹のようだ』と言っていただいたと聞きました。(レーベル・事務所が一緒なので)兄さんと呼んでいいんですか?」とコメントし、観客の爆笑を誘った。


 最後のメッセージは「初めてお仕事でスタジオへ入ったときに心の鐘がゴーンと鳴って、そこからソロプロジェクトの企画書を書いて猛プッシュしました(中略)僕はRiEMUSiC(リエミュージック)を鳴らすための一員として呼ばれたような気がします」という、ソロデビュー前から村川を支えてきた日本コロムビアディレクター・井上氏からの手紙。村川は「読まれたのがここじゃなければ泣いていた」と語り、ライブの準備をすべく一度ステージを後にした。


 ミニライブでは、疾走感のある「Sweet Sensation」と、初披露となったダンスポップ「Baby, My First Kiss」を熱唱。村川は感極まってか、「Baby, My First Kiss」の歌唱中に歌詞を飛ばしながら涙を見せつつ2曲を歌い上げた。その後は「本当にありがとう! 本当にありがとう!」と泣き笑いの表情を浮かべて何度も感謝を告げ、この日のイベントは幕を閉じた。


 なお、村川は7月2日に科学技術館サイエンスホールでワンマンライブ『Rietion Session LIVE PARTY!!』を開催するほか、8月には『Animelo Summer Live 2016 刻-TOKI-』にも出演する予定だ。(取材・文=中村拓海)