ホンダは6月9日、ハイブリッドスポーツカーの『CR-Z』の生産を年内をもって終了し、感謝の思いを込めた特別モデル『α・Final label(アルファ・ファイナルレーベル)』を設定し、10日から発売すると発表した。
ホンダCR-Zは、それまでエコのイメージが強かったハイブリッドカーの印象を破るライトウェイトスポーツとして2010年に発売開始。モータースポーツ界でも、初心者から上級者まで楽しめる燃費と速さを両立させた『Honda Sports & Eco プログラム』でも使用された。
また、2012年からはミッドシップ化されたCR-Z GTがスーパーGT300クラスに参戦開始。2013年にはTEAM無限のMUGEN CR-Z GTが、GT300ポイントが獲得できるアジアン・ル・マン富士で優勝を飾り、シリーズタイトルも獲得。また、2015年まではARTA CR-Z GTがGT300クラスに参戦。15年の第4戦富士では優勝も飾った。
そんなCR-Zが、2016年内をもって生産が終了することになった。ホンダでは、累計約4万台を販売してきた感謝の気持ちを込めて、17インチ軽量アルミホイールやロゴ入りアルミ製コンソールプレートなどの装備を装着した特別仕様車『α・Final label』を設定。10日から販売する。
『α・Final label』の特別装備の主な内容は以下のとおりだ。
α特別仕様車『α・Final label』6MT/CVT共通
αの装備に加えて
・「CR-Z Final label」ロゴ刺しゅう入り・専用ブラックコンビシート(前席)
・プライムスムース・ドアアームレスト(ブラック)
・専用マット塗装17インチ軽量アルミホイール
・「CR-Z Final label」ロゴ入りアルミ製コンソールプレート
・ピアノブラック調ステアリングガーニッシュ
・ナビ装着用スペシャルパッケージ
・プレミアムペダル
・トノカバー
特別色として、「ブリリアントスポーティブルー・メタリック」(モノトーン)を設定