2016年06月09日 13:01 リアルサウンド
9月22日公開の堤幸彦監督最新作『真田十勇士』より、特別映像が公開された。
本作は、歴史の教科書には載っていない“大坂冬の陣、夏の陣”の模様を描いたスペクタクル映画。つまらない世を面白く生きるために抜け忍びとなった猿飛佐助が、天下の名将に祭り上げられていた凡庸な武将・真田幸村に出会い、霧隠才蔵ら十人の勇士とともに、陰日向に幸村を支えていく模様を描く。
2014年に上映された同名作舞台に引き続き、堤幸彦監督がメガホンを取り、脚本をマキノノゾミが手がける。堤監督は「端から端まで全部見渡すことが出来ないくらい大きく、ロケも広大な敷地を借りた」と撮影時の状況を明かし、「盆暮れ正月がいっぺんにきたようなそんな作品にしたいと思っています」と意気込みを語った。本作の全国公開と同時期に堤監督演出、マキノノゾミ脚本で再び舞台上演も決定し、さらに出版化も予定されている。
以前の舞台に引き続き今回も舞台・映画ともに猿飛佐助役を演じる中村勘九郎は、「まさか映画になるとは思わなかったんですけど、素直に嬉しかったですね。結構ハードな舞台だったので、死ぬ思いでやっていたものが報われたのかなって」と喜びを語った。忍者・霧隠才蔵役を演じる松坂桃李は、「笑って感動して、オワッ!てなって、ゾクッ!となり、あっという間に時が過ぎる時代劇作品もなかなか無いんじゃないかな」とコメント。くのいち・火垂役を演じる大島優子は、「アクションとか演出がダイナックとか派手なだけじゃなくて、色んなものを含めて凄くパワーのある作品だと思ったから、これ全部つながったらどれだけヘビーなんだろうと思ったんですけど」と映画完成に心を躍らせた。
このたび公開された特別映像は、勘九郎、松坂、大島のアクロバティックな殺陣やアクション、メイキング映像などが収められている。(リアルサウンド編集部)