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エマ・ワトソン主演、1973年チリの独裁政権下の史実に基づく脱出劇『コロニア』9月公開へ

2016年06月09日 10:01  リアルサウンド

リアルサウンド

『コロニア』(c)2015 MAJESTIC FILMPRODUKTION GMBH/IRIS PRODUCTIONS S.A./RAT PACK FILMPRODUKTION GMBH/REZO PRODUCTIONS S.A.R.L./FRED FILMS COLONIA LTD.

 エマ・ワトソン主演最新作『コロニア』が、9月17日より日本公開されることが決定し、あわせて場面写真が公開された。


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 本作は、南米チリのピノチェト独裁政権下、ナチスの残党と結びつき拷問施設となった“コロニア・ディグニダ”を舞台にした脱出スリラー。ドイツのキャビンアテンダント・レナが、クーデターで囚われた恋人・ダニエルを救うために“脱出不可能”と言われる恐怖組織へひとりで潜入する模様を描く。


 歴史上の事実を背景に描かれた本作でメガホンを取ったのは、『君がくれたグッドライフ』で製作を務めたフロリアン・ガレンベルガー監督。ヒロイン・レナ役を『ハリー・ポッター』のエマ・ワトソン、囚われた恋人・ダニエル役を『ラッシュ/プライドと友情』のダニエル・ブリュール、“教皇”パウル・シェーファー役を『ミレニアム』シリーズのミカエル・ニクヴィストがそれぞれ演じる。


 本作についてエマは、「愛のためにどこまでできるか。女性は囚われる側を演じることが多いですが、この映画では女性が男性を救いに行く。その設定に惹かれました」と出演の経緯を語った。フロリアン・ガレンベルガー監督も「強いだけの女性ではだめ、勇敢さと弱さを併せ持っていないと。光を持った女性を暗闇に送り込みたかった。そんな女優はエマしかいない。彼女はいつも眩しい光を発している」とエマの存在感を絶賛した。


 このたび公開された場面写真には、エマ演じるレナが木陰からのぞき見している姿やニクヴィスト演じるパウル・シェーファーに頬をつかまれ睨み合っているシーン、“コロニア・ディグニダ”の門などが収められている。(リアルサウンド編集部)