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KinKi Kids 光一、関ジャニ∞ 村上、A.B.C-Z 五関…ドSキャラを売りにするジャニーズメンバー

2016年06月09日 07:01  リアルサウンド

リアルサウンド

(C)タナカケンイチ

 Sexy Zoneの中島健人が主演を務めた映画、『黒崎くんの言いなりになんてならない』は総動員数100万人以上、興行収入11億円以上を記録する大ヒット作品となった。その中で注目されたのが、中島の「ドSキャラ」。『黒崎くんの言いなりになんてならない』がヒットした要因は、原作の力も大きい。しかし、中島のキャクターが話題になったことを考えると、世の中の女性はドSを求めているとも言えるのではないだろうか。ジャニーズメンバーの中には、ドラマや映画でドSキャラを演じる人も多いが、普段からドSキャラを売りにしているメンバーも多々いる。今回は、そんな「ドSキャラ」に注目してみたいと思う。


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■KinKi Kids 堂本光一


 ジャニーズのドSキャラといえば、堂本光一を外すことはできない。王子様のような甘いルックスを持っているにも関わらず、実は辛口で毒舌な光一。最近ではそのドSっぷりをテレビで発揮することも多く、周知の事実となりつつある。中でも、コンサートでのファンとの掛け合いは秀逸だ。MCでの毒舌っぷりにしびれを切らしたファンが「ハゲ!」と叫ぶと、光一は「うっせー、ブス!」と返す。朝6時頃からグッズを買うために並んでいるファンがいることを知り、MC中に「バカじゃないの?」と言い放つ。NEWSの手越祐也がファンを“仔猫ちゃん”と呼んでいることを受けて、自分のファンを「化け猫共!」と呼ぶ…。光一のキレキレのコメントも然ることながら、これを楽しんでしまうファンと、上手い具合にツッコミつつフォローを入れる堂本剛は、単純に素晴らしいと思う。KinKi Kidsとファンの間に確固たる絆があるからこそ、できるパフォーマンスなのだ。さらに光一も闇雲にドSっぷりを発揮しているわけではない。以前雑誌で、「ファンサービスよりパフォーマンスでお客さんの心を掴めるアーティストになりたい」と語ったことがあったのだ。このドSキャラは、彼なりのパフォーマンス。そして、かつて語ったように、そのパフォーマンスでファンの心を確実に掴んでいる。


■関ジャニ∞ 村上信五


 鋭いツッコミとトークが強みの村上信五。最近ではバラエティ番組のMCでも大活躍している。そんな村上は、竹を割ったような性格で男らしいとファンの間でも有名だが、ドSキャラでもあるのだ。村上の場合、対外的には礼儀正しいイメージだが、メンバーに対してドSっぷりを遺憾なく発揮する。例えば、渋谷すばるや丸山隆平などの自称・ドMキャラのメンバーに村上が辛辣なツッコミを入れているシーンをよく目にする。こうしてトークを盛り上げる村上だが、「ビジネスドS」でないと感じるようなシーンがあった。村上と丸山がパーソナリティを勤めているラジオ番組内で、メンバーの大倉忠義が出演する『ドS刑事』(日本テレビ系)がどんな刑事かというテーマで大喜利が行なわれた時だ。ひと通りボケ倒した後、丸山が次のメールを読み上げている際、「ほんまは(犯人の)足をトンカチで…すぐ言う(白状する)と思うねんけどな…」とボソッと漏らしていた。これは本物でなければ言えないセリフだろう。ふと漏らす本気トーンのドSなセリフが、ファンを大いに盛り上げている。


■A.B.C-Z 五関晃一


 グループの中でもあまり目立つことのない五関。自らペラペラと話すタイプでもないため、大人しい草食系のイメージを持たれがちだが、個人的には全ジャニーズの中でも1位・2位を争うほどのナチュラルなドSだと思う。振りの覚えが早いと言われると「俺の覚えが早いというより、みんなが遅いって思ってる」と言ったり、Kis-My-Ft2からA.B.C-Zの強みは振りが揃っているところと褒められるものの「確かにキスマイは揃わないですね」と言うなど、歯に衣着せぬ物言いをするのだ。さらに、ジャニーズWESTの桐山照史が、東京でホテル生活は一人で怖いと電話をしたところホテルまで来てくれたという五関。しかし、元気づけるわけではなく、散々怖い話をして笑顔で帰っていったというエピソードもある。このナチュラルなドSっぷりも一因となり、NEWSの小山慶一郎などの先輩たちからも可愛がられているほどだ。最近ではラジオやバラエティでもそのキャラが発揮され、芸人から人気を集めることも多い。A.B.C-Zのバラエティ班といえば塚田僚一というイメージが強いが、ぜひ五関にもバラエティで活躍してほしいものである。


 甘い言葉とは真逆のセリフを売りにしているドSキャラのジャニーズメンバーたち。そんな彼らが、ふと真剣な表情を見せたり、かっこいいセリフをいうからこそ、ファンはますます虜になるのだろう。彼らにはぜひそのキャラを活かして、活躍の場を広げていってほしい。(高橋梓)