『フランス映画祭2016』が6月24日から東京・有楽町朝日ホール、TOHOシネマズ日劇で開催される。
毎年本国からゲストを迎え、新作のフランス映画を上映する『フランス映画祭』。今回はイザベル・ユペールが団長を務めるほか、『最強のふたり』に出演したオマール・シーや上映作品の監督らが来日し、トークやサイン会を行なう。
オープニングを飾るのはカトリーヌ・ドヌーヴ主演の『太陽のめざめ』。オープニングセレモニーにはゲストとして是枝裕和と、今年の『カンヌ国際映画祭』で監督作『淵に立つ』がある視点部門の審査員賞に輝いた深田晃司がユペールと共に登壇する。
さらに上映作品には、『ミシェル・ウエルベック誘拐事件』のギョーム・ニクルーが監督を務め、ユペールとジェラール・ドパルデューが共演した『愛と死の谷』、エマニュエル・ベルコが昨年の『カンヌ国際映画祭』で女優賞を受賞した『モン・ロワ(原題)』、フランス史上初の黒人の芸人とかつて名声を博した白人による実在の芸人コンビを描く『ショコラ!(仮)』、ギャスパー・ノエのパートナーであるルシール・アザリロヴィック監督作『エヴォリューション(仮)』など全12本の新作がラインナップ。
また今年1月に逝去したジャック・リヴェットの追悼企画として、長編監督デビュー作『パリはわれらのもの』の上映も行なわれる。各作品の上映スケジュールや会期中の関連イベントについてはオフィシャルサイトをチェックしよう。
■是枝裕和のコメント
フランス映画の「今」と、そして、イザベル・ユペールさんはじめ尊敬するフランスの映画人のみなさんと触れ合う、大変貴重なチャンスです。このような場を用意してくれたフランス映画祭関係者のみなさんに感謝します。濃密な4日間を、僕自身もその場で楽しみたいと思っています。