マクラーレン・ホンダのフェルナンド・アロンソが、カナダのジル・ビルヌーブ・サーキットでは熾烈な中団争いを勝ち抜いて、再び好結果を出したいと語った。
モナコGPでアロンソは2戦連続で予選Q3に進出、決勝では5位を獲得した。ジェンソン・バトンも9位で入賞しており、ふたりともマシンパフォーマンス自体には満足していなかったものの、優れた結果を出している。
カナダのサーキットは、パワーユニット、ブレーキ、タイヤに厳しく、マクラーレン・ホンダと相性がいいコースとはいえないものの、トラブルを避けて最大限のパフォーマンスを発揮したいとアロンソは語った。
「カナダは素晴らしいサーキットだ。とても要求が高く、常に集中力が必要とされる。非常に低速なコーナーから高速なコーナーへとつながり、ブレーキとパワーユニットに大きな負担がかかる」とアロンソ。
「マシンにタフなサーキットだから、何よりも信頼性に注視していく必要があるだろう。テクニカルトラブルに阻まれて本来のパフォーマンスを発揮できないような事態は避けなければならない」
■モナコの結果には満足。でもまだ先は長い
「モナコではポジティブな結果を出すことができた。2台揃って入賞したし、後ろから迫るグループを押さえ切ることができたのはとても満足だ」
「僕らが進歩しているのは間違いない。でも上位で戦えるようになるまでは努力し続け、開発を続けていく必要がある」
■流れを維持し、熾烈な競争を勝ち抜きたい
「モントリオールではカナダとは全く異なるチャレンジに直面することになるだろう。カナダのサーキットに素早くパッケージを適応させ、ここまでの調子を維持して戦いたい。それでも予測不可能でトリッキーな週末になるだろう」
「上位チーム同士の戦いが激しくなっている。どのチームも開発を進め、強さを増してきているからだ。中団争いもかなりの接戦で、サーキットごとに中団上位に浮上するチームが異なっている。だから予選でも決勝でも直近のライバルたちとの戦いはかなりタフになるだろう」
「どのチームも、カナダのサーキットの要求に合わせてマシンをセットアップすることに集中する。グランプリ期間中にさまざまなことが起こり得るから、僕らに何ができるか見ていくよ」