フェラーリがカナダGPでパワーユニットのアップグレードを行う見込みであることが分かった。
アップグレード版は主にターボを改善し、トークン2を使用したものと考えられており、セバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンの2台ともが新仕様をカナダで搭載する。
今回トークン2を使った場合、フェラーリは今季合計28トークンを使用、残りは4トークンとなる。
フェラーリはここまで、パワーユニットマニュファクチャラー4社の中で最も多くのトークンを使用している。
ライバルたちの残りトークンは、メルセデスが11、モナコで新仕様を投入したルノーは21、ホンダは14。開幕後に全くトークンを使ったアップグレードを行っていないのはホンダのみとなっている。
今年、王者メルセデスに挑むことを目標にしているフェラーリだが、スペイン、モナコとレッドブルにも遅れをとった。
レッドブルのパートナー、ルノーは大きく改善したパワーユニットをモナコで2基(ルノーとレッドブルにそれぞれ1基ずつ)導入。しかしカナダではレッドブルは2台とも新仕様を搭載する見込みだ。
レッドブルはコンストラクターズ選手権で2位のフェラーリに9点差まで迫っている。