F1公式タイヤサプライヤーのピレリが、アゼルバイジャン バクーでの第8戦ヨーロッパGPにおける各ドライバーのタイヤ選択を発表した。
今年はピレリが各グランプリに3種類のドライコンパウンドを選び、週末に使用できるドライタイヤ13セットのうち決勝用に2セット、予選Q3用として1セットのコンパウンドが指定されるものの、残りの10セットに関してはドライバーごとにコンパウンドの割り振りを決めることができる。
今年、アゼルバイジャンの首都バクーで初めてのF1が第8戦ヨーロッパGPとして開催される。ピレリはこのストリートサーキットにホワイト・ミディアム、イエロー・ソフト、レッド・スーパーソフトの3コンパウンドを持ち込む。
決勝用に取っておかなければならないのはミディアム1セットとイエロー1セットで、このうち少なくとも1セットは決勝で使用しなければならない。
予選Q3用に取っておかなければならないタイヤはスーパーソフト1セット。このタイヤはQ3に進出したドライバーはQ3後にピレリに返却、それ以外のドライバーは決勝で使用することができる。
■全チームがスーパーソフト中心の選択
どのドライバーもスーパーソフトを中心に選んでおり(6~8セット)、ミディアムのセット数が最も少ない(1~2セット)。
チームメイト同士異なる選択をしたのは、メルセデス、ウイリアムズ、ザウバー、ハース。ルイス・ハミルトンはミディアム1、ソフト4、スーパーソフト8に対して、ニコ・ロズベルグはミディアム2、ソフト3、スーパーソフト8を選んだ。
上位チームでは、ハミルトンとレッドブルのふたり、ダニエル・リカルドとマックス・フェルスタッペンが同じ選択、フェラーリのセバスチャン・ベッテルとキミ・ライコネンはミディアム1、ソフト5、スーパーソフト7を選んだ。
マクラーレンのフェルナンド・アロンソとジェンソン・バトンはフェラーリと同じ選択をしている。
ヨーロッパGPは6月17~19日に開催される。