6月4日(土)、長野県松本氏の松本平広域公園総合球技場(アルウィン)で開催されたサッカー明治安田生命J2リーグ第16節・松本山雅FCvsギラヴァンツ北九州戦で、スーパーGT500クラスに参戦するEpson NSX CONCEPT-GTがデモランを行った。
2015年はJ1で戦っていた松本山雅は、今季J1復帰を目指し戦っているが、胸スポンサーはセイコーエプソン/エプソン販売と、GT500クラスで戦うEpson NAKAJIMA RACINGと同じ。そんな縁もあって、『エプソンスペシャルマッチ』と銘打たれた北九州戦に、今季GT500クラスを戦うEpson NSX CONCEPT-GTが登場することになった。
これまでもJリーグチームとモータースポーツのコラボレーションは数多く行われており、川崎フロンターレの本拠地・等々力陸上競技場でスーパーフォーミュラがデモランしたり、横浜F・マリノスの本拠地・日産スタジアムでスーパーGTのMOTUL AUTECH GT-Rがデモランしたりしたことはある。しかし、いずれも陸上トラックがあるスタジアムだ。
今回Epson NSX CONCEPT-GTがデモランを行ったアルウィンは球技専用スタジアムで、ピッチとスタンドの間隔は非常に狭い(サッカーファンにとってはこちらが理想なのだが)。また、狭い走路での90度コーナリングを強いられることもあり、チームは各コーナーで切り返しを強いられることを想定し、スタッフを配置していた。
■Epson NSX CONCEPT-GTのデモランは大成功! チームも勝利
迎えた4日のアルウィンは晴天。試合前、メインスタンドアウェイ寄りのエリアから、ルーフに山雅のロゴと、エプソンのプリンタで印刷したフラッグをルーフアンテナに装着したEpson NSX CONCEPT-GTは、中嶋大祐のドライブでゆっくりとコースイン。ギラヴァンツ北九州サポーターの前を横切り、バックスタンドへ。HR-414Eエンジンのターボ車らしいエキゾーストをアルウィンにこだまさせた。
心配されたコーナリングだが、ほんのわずかに芝をかすめる程度で無事にホームの大サポーターの前に到着すると、一度ホームよりメインスタンド下で切り返し、ふたたびデモランへ。ピッチサイドの看板もあり非常に狭い走路だったため、かなりペースもゆっくりだったが、レーシングカーの迫力を見せつけデモランを終えると、スタンドからは「すごい!」という声と、大きな拍手が送られた。
この日は車両展示や、大祐によるトークショーが行われ多くの松本山雅サポーターが集まったほか、チームを彩るレースクイーンの秋月清華さん、鈴木紗楽さんのふたりも登場し、イベントを大いに盛り上げた。
Epson NAKAJIMA RACINGのクルーはこの後、スタンドで試合を観戦。松本山雅FCは岩間雄大、當間建文のゴールで北九州を下してみせた。