ウイリアムズのフェリペ・マッサは、ジェンソン・バトンが同チームに移籍する可能性があるといううわさを聞いても、全く不安はないと語った。今季末で契約が切れるマッサは、現在2017年以降の契約延長についてチームと話し合いを行っている。
バトンとマクラーレンとの現在の契約は今季末までとなっている。グループCEOのロン・デニスは、来季ラインアップはまだ決定していないと言う一方で、リザーブドライバーのストフェル・バンドーンを他チームに渡すつもりはないと発言しており、バトンが今季末で離脱する可能性がささやかれている。バトンは移籍先候補として、かつて所属したウイリアムズに関心を持っていると伝えられている。
現在36歳のバトンにとってウイリアムズは2000年にF1デビューを果たしたチーム。Sky Sportsによると、バトンは昨年、マクラーレンとの契約延長を行う前にもウイリアムズと交渉を行い、契約寸前だったということだ。ウイリアムズチーム代表のフランク・ウイリアムズ、副代表のクレア、共にバトンの大ファンだという。
バトンがウイリアムズに復帰する場合は、マッサに代わってバルテリ・ボッタスと組むことになるとの推測もなされているが、このうわさを聞いて不安を感じるかと聞かれ、マッサは「それは全くない」と答えた。
「F1界のうわさがどんなものかは誰でも知っている。正直な話、恐れる気持ちはゼロだ。何も心配していない」
「ウイリアムズで働くことに満足している。彼らのために働くことに大きな喜びを感じるんだ。彼らの方も僕のために働くことに喜びを感じているはずだ」
「残れれば嬉しい。でも、自分がいい仕事ができ、明るい将来があると思えるチームにとどまることが望ましい。僕としてはあらゆる可能性に備えている」
マッサはルノーとも交渉を行っていると、最近一部ブラジルメディアが報じた。
バトンは、ロシアGPの際にはウイリアムズに来年復帰するといううわさを否定、ホンダが向上するなら来年もマクラーレンに残りたいと述べたと、Sky Sportが伝えている。
チームメイトのフェルナンド・アロンソは、2017年までの契約を現在有している。