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MotoGP第7戦カタルニアGP決勝:ロッシがマルケスとのバトルを制し、今季2勝目

2016年06月05日 23:01  AUTOSPORT web

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MotoGP第7戦カタルニアGP バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ・MotoGP)
MotoGP第7戦カタルニアGP、MotoGPクラスは、スペインのバルセロナ・カタルニアサーキットで決勝レースを行い、バレンティーノ・ロッシ(モビスター・ヤマハ)が優勝した。

 MotoGPクラスの決勝レースは気温28度、路面温度46度のドライコンディションで争われた。スタートで飛び出したのはホルヘ・ロレンソ(モビスター・ヤマハ)。マルク・マルケス(レプソル・ホンダ)とダニ・ペドロサ(レプソル・ホンダ)が続き、この3人がやや抜け出すかに見えた。

 ロッシは3周目に3番手に浮上、6周目の4コーナーではマルケスを交わして2番手に上がると、トップを行くロレンソとの差を縮める。

 ロレンソは6周目までトップの座を守ったが、7周目の1コーナーでロッシがトップに浮上、続く5コーナーではマルケスもロレンソを交わして2番手に浮上し、ロレンソは3番手に後退する。

 トップ争いはここからロッシとマルケスが抜け出し、僅差で周回を重ねる。マルケスは中盤までは無理に勝負をしかけることなく、ロッシの後方で差をキープしながら周回を重ねていく。

 レース終盤となった21周目の10コーナーで、マルケスがロッシを交わして一瞬トップに立つが、すぐにロッシも抜き返す。続く22周目のホームストレートエンドではマルケスがスリップから抜け出しトップに浮上するが、1コーナーではロッシが抜き返す。

 23周目のストレートで再びマルケスはトップに出ると、1コーナーでマルケスがロッシ抑え、ロッシは2番手に。しかし、続く24周目のホームストレートで今度はロッシがスリップから抜け出しトップに立ち、マルケスはこの周わずかに遅れる。

 最後はロッシがトップの座を守りきって今シーズン2勝目のチェッカーを受け、マルケスは最終ラップに勝負をしかけることはできなかったものの、2位に入賞した。序盤に単独3番手に浮上した後、そのポジションをキープしたペドロサが今シーズン2度目の表彰台を獲得。

 序盤はペドロサと激しく争ったものの、次第に後退したマーベリック・ビニャーレス(スズキ)が4位に入賞。サテライト勢トップとなる5位にポル・エスパロガロ(モンスター・ヤマハ・テック3)、6位にカル・クロッチロウ(LCRホンダ)、7位にアンドレア・ドビジオーゾ(ドゥカティ)の順で続き、アルバロ・バウティスタ(アプリリア)が今シーズンベストとなる8位に入賞。9位にダニロ・ペトルッチ(プラマック)、10位にエクトル・バルベラ(アビンティアレーシング)の順で続いた。

 ジャック・ミラー(マークVDS)が11位、ステファン・ブラドル(アプリリア)が12位、ユージン・ラバティ(アスパー・チーム)が13位、ティト・ラバット(マークVDS)が14位、ミケーレ・ピロ(アビンティアレーシング)が15位に入賞。

 スコット・レディング(プラマック)は16位、ヨニー・エルナンデス(アスパー・チーム)は1周遅れの17位でチェッカーを受けた。

 ロレンソはロッシ、マルケス、ペドロサ、ビニャーレスに交わされ、12周目に5番手に後退。17周目の10コーナー入口でアンドレア・イアンノーネ(ドゥカティ)に追突されて両者リタイアとなった。なお、この接触は審議対象となっている。

 アレイシ・エスパロガロ(スズキ)は16周を回ってピットに戻ってリタイア、、ブラドリー・スミス(モンスター・ヤマハ・テック3)は6周を回ってピットに戻ってリタイアとなった。

 チャンピオンシップ争いでは、ロレンソがノーポイントに終わり、マルケスが125ポイントでランキングトップに浮上、ランキング2番手に115ポイントでロレンソ、ランキング3位に103ポイントでロッシという順になった。