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ル・マン24時間公式テストデー、午前はポルシェ1-2。アウディがトヨタに先行

2016年06月05日 22:41  AUTOSPORT web

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5日、サルト・サーキットで幕を開けたル・マン24時間の公式テストデーは、ニール・ジャニのポルシェ919ハイブリッド2号車が午前中のトップタイムをマークした。

 午前9時から行われた朝のセッションでは、ニール・ジャニのポルシェ919ハイブリッド2号車が3分22秒334という最速タイムを記録。昨年に比べ、7.5パーセントほど燃料消費量が削減されているにもかかわらず、1年前の公式テストデーでブレンドン・ハートレーが記録した3分21秒061に匹敵するタイムを記録。マーク・ウエーバーの1号車もコンマ2秒差で続き、ポルシェ2台が幸先よく1-2スタートを切った。

 3番手はマルセル・ファスラーの駆るアウディR18の7号車で、トップの2号車からはコンマ4秒差。ロイック・デュバルがベストタイムを記録した8号車も、7号車に僅差の4番手につけた。

 日本期待のトヨタは、5号車を駆るアンソニー・デイビッドソンが午前中最後のアタックでポルシェ2号車の1秒圏内に入れる3分23秒197をマークし5番手。6号車は小林可夢偉がトップから1.387秒差となる3分23秒721で6番手につけている。

 ポルシェワークスは、LMGTE Proでもフレデリック・マコヴィッキとケビン・エステルの駆る911 RSRがクラス1-2を独占。激戦のLMP2は、アルピーヌA460・ニッサンを走らせる36号車のシグナテック・アルピーヌがユーラシア・モータースポーツのオレカ05・ニッサン33号車をコンマ1秒上回る3分37秒397でクラス首位。松田次生が所属するKCMGの47号車オレカ05・ニッサンは36号車から約2.2秒差で6番手。平川亮の46号車ティリエ・バイ・TDSレーシングはクラス12番手、中野信治の34号車レース・パフォーマンスはクラス20番手となっている。

 また、55号車AFコルセがトップにつけたLMGTE Amクラスでは、山岸大が所属する50号車ラルブル・コンペティションのコルベット C7-Z06がクラス6番手。澤圭太のクリアーウォーター・レーシングが走らせるフェラーリ458イタリア61号車はクラス11番手につけている。