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失業中の生活を生産的にする「1日の過ごし方」 疎遠になっていた人間関係をメンテする時間も大事

2016年06月05日 14:40  キャリコネニュース

キャリコネニュース

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会社員にとって「失業」は誰にでもありうること。確かにショックなことかもしれませんが、毎日ヒマをもてあまして失業期間を無為に過ごせば、新たな職に就く可能性もそれだけ減っていってしまいます。精神衛生上もよくありません。

それでは、失業中の生活を生産的にするためには、どんな1日を送ればいいのでしょうか? 米ビジネスインサイダーにディラン・ローチとラヘル・ギレットが、理想的な生活の一例を挙げています。(文:夢野響子)

■午前7時30分:起床して、トレーニングウェアに着替える

記事は目覚めたら、すぐに床にヨガマットを広げることを勧めています。ベルギーの調査によると、朝食前の運動はフィットネスによいばかりでなく、30分多く眠るよりもより多くのエネルギーを体に与えてくれるのだそうです。ただしこれは若い人の場合で、中年過ぎの場合には夕方の時間帯の運動の方が体によいようです。

■午前8時15分:汗をかいた後にシャワーを浴びる

軽い運動をした後のクールオフの時間は、人生の意味を考え、自分が本当にしたいことは何かを考えるのに適した時間といえます。

■午前8時30分:ヘルシーな朝食を食べ、外でコーヒーをすする

起床後1時間以内に摂る朝食は、気分と意識を向上させることが研究で分かっています。また日光に当たることで、体の中の眠気を起こさせるホルモンのメラトニンの生産が止まります。日光は天然の抗うつ剤でもあるのだそうです。

■午前9時~正午:新しい仕事を探して、応募してみる

求人広告に応募する前に、自分の履歴書の内容が整っているか確認してください。携帯電話番号の更新はもちろん、職歴にはあなたの価値を反映させ、あなたの個性が分かるように詳細を含めましょう。

■正午~午後1時:昼食を摂る

お昼休みは1時間取ります。休憩中にはテレビを観てもいいのですが、公園を散歩する方がより健康的です。栄養価のある食事を軽めに摂って、午後のエネルギーレベルが下がらないようにします。

■午後1時~2時:短期の仕事を探して、応募してみる

金銭的な蓄えもなく収入もなかったら、経済的に追い込まれてしまいます。理想の仕事が見つかるまでの生活費をまかなう短期の仕事を探す時間も取りましょう。

■午後2時~3時:新しいスキルを学ぶ

再就職したときに役立つ新しいスキルや、すでに持っているスキルを向上させるオンライン講座がたくさんあります。興味のある分野やキャリアに役立つ分野の無料コースで、毎日1時間は勉強しましょう。

■午後3時~4時:「ネットワーク」する

「ネットワーク」するとは、人間関係のメンテナンスを行うという意味。仕事を見つける重要なステップとなります。希望の業界に知人がいたらメールを送り、業界関係のミーティングに参加する手続きを取りましょう。疎遠になっていた知人との関係をフォローアップすることもオススメです。

■午後4時~6時:ボランティアをする

失業中といえども、人の役に立とうとするのはよいことです。ボランティアはあなたの気分を上げるだけでなく、ネットワークや経験を広げ、履歴書に書き込める内容を増やします。

■午後6時:社交する、リラックスする

頑張った一日の終わりに、家族や友人との団欒を持つことは精神衛生上も大切です。これらの友人たちが、職探しでも役立ってくれることがあるかもしれません。

このスケジュールはあくまでも理想的な生活の一例であり、万人向きとは限りません。しかしこのようなスケジュールを守ることで、失業中の不安定な時期を少しでも前向きに過ごせるかもしれませんね。

(参照)How to schedule your day for maximum productivity when you're unemployed (Business Insider)

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