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DTM第5戦ラウジッツリンク:アウディのモリーナが逆転V

2016年06月05日 07:21  AUTOSPORT web

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ミゲル・モリーナ(アウディRS5 DTM)
4日、ドイツのラウジッツリンクで行われたドイツ・ツーリングカー選手権(DTM)第5戦は、アウディのミゲル・モリーナ(アウディRS5 DTM)が今シーズン初勝利を飾った。

 ドライコンディションで迎えた40分+1周(タイヤ交換義務なし)の第5戦決勝は、予選でポールポジションを獲得したモリーナが一度はジェイミー・グリーン(アウディRS5 DTM)にトップの座を許すものの、レース序盤にグリーンを攻略。見事逆転でトップチェッカーを受けた。

 レースは、イン側最前列から鋭い加速をみせたグリーンが1コーナーでモリーナに並びかけると、直後のサイド・バイ・サイドでトップに浮上。モリーナは2番手にポジションを落とし、後方でも4番手スタートのロバート・ウィケンス(メルセデスAMG C63 DTM)がマルコ・ウィットマン(BMW M4 DTM)を抜いて3番手に。以下、ルーカス・アウワー(メルセデスAMG C63 DTM)、クリスチャン・ビエトリス(メルセデスAMG C63 DTM)、マティアス・エクストローム(アウディRS5 DTM)と続いた。

 先頭のグリーンは序盤のレースをリードするが、すぐに2番手のモリーナがグリーンのテールを捕まえる。グリーンは3周目に0.4秒差まで詰められると、その後も背後からモリーナのプレッシャーを受け続ける防戦一方の展開を強いられ、ついに8周目の1コーナーでモリーナのオーバーテイクを許してしまった。

 これでレースリーダーに浮上したモリーナは、次第に2番手グリーンとのギャップを広げにかかり、13周目には2秒のリードを構築。その後も終始安定した走りを披露したモリーナは32周をトップで駆け抜け、今シーズン初優勝を決めた。

 2位は、終盤3番手ウィケンスの追い上げを退けたグリーンがトップから2秒差でフィニッシュ。4位は、アウワー、ビエトリス、エクストロームを抑え切ったウィットマンとなったが、終始5番手でウィットマンの背後につけていたアウワーは25周目に相次いで後続2台に交わされ、7位でチェッカーを受けている。