ル・マンウイークの幕開けを告げる「第84回ル・マン24時間耐久レース」の公式テストデーが5日、サルト・サーキットで開催される。
本戦を前に、舞台となるサルト・サーキットを走ることができる貴重なテストデーには、本戦にエントリーしている全60台が参加を予定している。このテストには、各チーム最大5人のドライバーを走らせることが可能となっており、悲願の初優勝を目指すTOYOTA GAZOO Racingは5号車と6号車の両方に“非公式リザーブドライバー”のアレックス・ブルツをエントリーしている。
今回のテストでは、ル・マン初出場となるドライバーや過去5年にル・マンのレース経験がないドライバーは最低10周を走らなければならないが、プラチナドライバーは対象外となっている。
日本人ドライバーでは、トヨタの中嶋一貴と小林可夢偉のほか、松田次生(KCMG)や平川亮(ティリエ・バイ・TDSレーシング)、中野信治(レース・パフォーマンス)、澤圭太(クリアーウォーター・レーシング)、山岸大(ラルブル・コンペティション)ら本戦に出場する7名全員が参加を予定しているが、フォード・チップガナッシ・チームUSAからエントリーしている注目のドライバー、スコット・ディクソンやセバスチャン・ブルデーは、今週末にインディカーのデトロイト戦に出場しているため欠席。LMP2のクローン・レーシングからエントリーしているジョアオ・バルボサもデトロイトのIMSAイベントがあるため、不参加となっている。
5日のテストは、午前9時から午後1時までと午後2時から6時までの2セッション、合計8時間の走行が予定されている。