1980年にシングル『アンジェリーナ』でデビューした佐野元春も昨年、35周年を迎え今年の3月で60歳となった。それでも彼はインタビューで「15歳から25歳の感性」に訴えるロックンロールを作り続けると話している。『佐野元春 & THE COYOTE GRAND ROCKESTRA 35周年アニバーサリー・ツアー』ではそれが言葉だけでないことをパフォーマンスで示した。
『アンジェリーナ』、『ガラスのジェネレーション』、『SOMEDAY』と言えば当時、若者のカラオケの定番だったが『約束の橋』では歌いながら自分の生き方を考え救われた人も多いのではないか。5月27日にYouTubeで公開された『約束の橋 - 佐野元春&THE COYOTE GRAND ROCKSTRA(DaisyMusic Official)』では東京国際フォーラムに集まった様々な世代の観客の表情から、それぞれの胸に「15歳から25歳の感性」へ向けたサウンドが響いているように感じられる。
視聴者からも「声が出なくなってからの試行錯誤 色んな失敗の上、努力を重ねているのが分かる このテイクは最高の最高だ…これほどのロッカーとバンドが、日本に他に居るだろうか」「こんなにも感動できる演奏や歌声ってなかなか無い! THE COYOTE GRAND ROCKSTRA最高です!」と称賛が寄せられた。